汚泥に関する用語
脱水ケーキ だっすいけーき
脱水ケーキとは、水分を多く含む汚泥や産業廃棄物を脱水処理し、水分を減らして得られるペースト状または半固形状の処理物を指します。特に排水処理工程で発生する汚泥を脱水し、含水率を70~80%程度まで下げることで、流動性を抑えた「ケーキ状」の状態になります。
脱水ケーキの最大の目的は「減容化」です。水分を除去することで、処分や輸送にかかるコストや手間を大幅に削減できるため、下水処理場や食品工場など、さまざまな施設で活用されています。
使用される脱水機には、以下のような種類があります。
これらの装置を用いて脱水された汚泥は、焼却や埋立だけでなく、セメント原料化など、再資源化の取り組みも進んでいます。
ただし、脱水ケーキには有機物や病原体、重金属などが含まれる可能性もあるため、安全な処理と適切な管理が不可欠です。消化処理との組み合わせや、処理後の成分分析などが重要なプロセスとなります。
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