鋳物工場の緊急対応!鋳型不良の原因・金属酸化物を含む砂710tを仮設水処理で処理

金属加工の現場で突如発生した鋳型不良。原因は砂に混入した金属酸化物でした。製造が止まり、早急な対応が求められる中、セイスイ工業は仮設水処理システムを導入し、710tの砂を1ヶ月で洗浄処理。工場の再稼働を支えた現場対応をご紹介します。
処理ポイント
課題
金属加工の製造過程で使用している砂に金属酸化物が混入していることが判明。早急な処理方法を探している
提案
「砂の洗浄」「異物の除去」「洗浄水の処理・再利用」までを一貫して行う仮設水処理プラントをご提案
結果
1 ヶ月で710tの砂の洗浄を完了
ご相談内容
金属加工の製造過程で使用している砂に金属酸化物が混入してしまい、その影響で鋳型が固まらず、製造工程が停止してしまった。早急な復旧をしたく、砂を洗浄し、併せて洗浄水の処理方法も検討している。

セイスイからのご提案
1次処理として金属酸化物を含む砂を洗浄し、サイクロン式振動ふるいで異物を除去、2次処理として洗浄水を脱水機(遠心分離機)MW-4で処理し、分離された処理水を再び砂の洗浄に再利用する方法をご提案しました。

鋳物工場の金属酸化物を含む砂を大量処理!仮設水処理プラントで710tの砂洗浄を短期間で完了
仮設水処理プラントの導入により、鋳物工場で使用される砂から金属酸化物を効率的に除去しました。復旧を急ぐ現場において、わずか1ヶ月で710tの砂を洗浄処理。このコンパクトな仮設プラントは、限られたスペースにも設置可能で、現場の稼働中施設に負担をかけずにスムーズな処理を実現しました。
セイスイ工業は、長年の現場経験を活かし、多様な処理オプションをご提案いたします。無料の現地調査や打ち合わせを通じて、迅速に汚泥処理や機材レンタルを開始できる体制を整えています。さらに、セイスイ工業の仮設水処理プラントの導入により、処理が難しい汚泥にも柔軟に対応でき、コストを抑えた効率的な対応が可能です。
セイスイ工業はこんな方法で解決!
鋳物工場で使用されている、金属酸化物を含む砂の洗浄と処理について、セイスイ工業では「砂の洗浄」「異物の除去」「洗浄水の処理・再利用」までを一貫して行う仮設水処理プラントをご提案しました。
①
金属酸化物を含む砂を砂洗浄槽にてポンプで洗浄し、サイクロン式振動ふるい機で異物を取り除きます。
②
取り除いた異物は、脱水ケーキ受槽に排出、砂洗浄後の洗浄水はふるい受槽に集水します。
③
ふるい受槽に排出された洗浄水は、砂洗浄槽、洗浄水受槽へとポンプで移送されます。
④
洗浄受槽に移送された洗浄水は、薬品と反応させ、脱水機(遠心分離機)MW-4にて固液分離します。
⑤
分離された脱水ケーキは脱水ケーキ受槽に、処理水は再び砂洗浄に利用します。
鋳物工場の金属酸化物を含む砂の洗浄処理方法詳細
仮設水処理プラント概要図

処理前の様子

【写真①】現場全景

【写真②】現場全景(サイクロン式振動ふるい機)
工場内の限られたスペースに機材を設置するため、配置はセイスイ工業で提案させて頂いております。
処理中の様子

【写真①】金属酸化物を含んだ砂を投入

【写真②】ポンプを使用し砂を洗浄

【写真③】砂洗浄後の脱水ケーキ

【写真④】砂洗浄後の濁水(洗浄水)

【写真⑤】脱水機(遠心分離機) MW-4
洗浄工程では、サイクロン式振動ふるいで異物を除去し、脱水機(遠心分離機)MW-4にて洗浄水を固液分離。分離水は砂洗浄に再利用します。