ゴム製品工場の設備に堆積した汚泥を処理!処理コストを従来比較で1/5に!
ご相談内容
ゴム製品工場に下水を整備したため、既設の水処理設備を撤去することになったが、槽内に堆積した汚泥量が多く困っている。バキューム処理での処理では、コストと時間がかかりすぎるためコストを抑えて短期間で処理できる方法を探している。
セイスイからのご提案
ゴム製品工場の既設水処理設備の槽内から直接ポンプで汚泥を引き抜きながら脱水減容化をする仮設水処理プラントで、処理コストが8,000万から1,600万の1/5にまで削減できる方法を提案致しました。
工場の既設設備に堆積した汚泥を処理した結果、処理費用が1/5に削減!
コストを抑えて短期間で処理するため、1カ月間仮設水処理プラントを稼動させました。その結果、既設水処理設備の槽内に堆積する汚泥を処理し、処理費用は従来工法と比較して1/5に抑えることができました。また、汚泥をそのまま廃棄してしまう方法に比べ、産廃量を2,000㎥から200㎥の1/10にまで減容化でき、処理コスト・産廃量の削減を実現しました。
セイスイ工業では長年の現場実績をもとに、複数の処理方法の提案・無料での現場確認・打合せなどを行い、最短で汚泥処理・機材のレンタルを開始することができます。また、セイスイ工業の仮設水処理プラントを導入することで、処理の難しい汚泥でも最小限のコストで最短で問題解決を図ることができます。
処理効果
汚泥量
2,000㎥
200㎥
1/10に減容化
汚泥濃度
約2%
約-%
含水率80%
処理費用
8,000万
1,600万
1/5にコストダウン!
■産廃量
■費用
従来技術との比較
従来、汚泥が大量発生した場合、バキューム処理での汚泥の場外搬出は、処理コストが課題となっていました。しかしセイスイ工業の仮設水処理プラントなら、1時間当たり数十㎥~数百㎥の幅広い規模で、24時間連続処理が可能です。高濃度汚泥や油分・有機物含有汚泥でも対応でき、脱水機(遠心分離機)によって大幅な減容化を実現します。処理量が多いほど、産業廃棄物削減によるコストメリットは最大化し、場内処理による作業効率化に加え、処理能力と経済性の両立が可能な革新的な工法です。
セイスイ工業はこんな方法で解決!
ゴム製品工場の既設水処理設備の槽内から直接ポンプで汚泥を引き抜きながら脱水減容化をする仮設水処理プラントで、処理コストが8,000万から1,600万の1/5にまで削減できる方法を提案致しました。
①
既設水処理設備の槽内にポンプを設置します。
②
ポンプで槽内に堆積した汚泥を汲み上げます。
③
汚泥を脱水機(遠心分離機)に入れ固液分離します。使用した脱水機(遠心分離機)はHS-500MWで、1時間当たり12㎥の汚泥を処理します。
仮設水処理プラントなら、大量の汚泥も連続的に処理できるため、短期間で処理することが可能です。また、既設設備を稼働しながら汚泥を減容化できるので、工場の生産ラインを止めることなく問題解決を図れます。
既設脱水機に堆積した汚泥の処理方法詳細
仮設水処理プラント概要図
処理前の様子
【写真】原水汚泥(濃度2%)
既設水処理設備の槽内に堆積した汚泥の様子です。汚泥濃度は2%でした。
処理中の様子
【写真①】汚泥引抜状況
【写真②】脱水機(遠心分離機)設置状況 HS-500MW
既設水処理設備の槽内にポンプを設置して汚泥を引き抜いて脱水機(遠心分離機)へ送水していきます。脱水機(遠心分離機)で汚泥を固液分離します。今回使用した脱水機(遠心分離機)はHS-500MWです。
処理後の様子
【写真①】脱水ケーキ(分離された固形物)
【写真②】処理水(分離された水)
処理後の脱水ケーキ(分離された固形物)の含水率は約80%です。一方、処理水(分離された水)は、既設水処理設備へ排水していきます。