Habuki(コンパクトOD槽、曝気槽)
Habuki(ハブキ)は回転生物接触法を用いた新型水処理装置です。コンパクトな仮設OD槽、曝気槽、生物処理槽として活用可能で、小型かつ低動力ながら高い処理能力を持ちます。これにより、水処理時間を大幅に短縮できます。Habuki(ハブキ)は施設規模の最適化とランニングコスト削減を実現し、お客様の課題解決に貢献します。
2025年初旬からのレンタル開始を予定しています。
全国で増加するOD法の老朽化にともなうOD槽の補修や改修時の代替処理に対応
全国の約半数の処理場が1系列で稼働しており、老朽化対策が急務。2系列以上の処理場でも、補修時の施設能力維持や仮設水処理系列のスペース確保が課題となっている。これらの問題に対し、回転繊維体を用いたレンタル用Habuki ™ を導入することで、OD槽の補修や改修時、効率的かつ経済的な仮設水処理プラントを実現し、全国で増加するOD法の老朽化対策に対応します。
Habukiの処理能力
- 1台で1日あたり1,350㎥処理
- BODを60%以上削減 ※
- T-Nを20%以上低減
※ Habuki入口水と出口水のT-BODを測定した場合の見かけ低減率
Habukiの特徴
コストを省く
短時間で反応タンクへの流入負荷を低減。そのため、反応タンクの曝気に係る電気代を削減できます。
スペースを省く
大量の微生物で高負荷運転を実現し、反応タンクの系列数を削減します。
手間を省く
シンプルな構造で維持管理が容易です。
従来の回転生物接触法との主な違い
- OD法の前処理装置として活用
- 立体網目状構造の回転繊維体を採用
- 有用微生物(バチルス菌)の併用
Habukiの使用例
反応タンクの前段で下水を前処理することで、短時間でBODと窒素を低減します。また、反応タンクへの負荷を低減し、曝気にかかる電気代を削減します。
※2 活性剤:有用微生物を優占化させるために使用するミネラルを主成分とする液体。原液を希釈して装置に供給。
※3 Habuki™出口水の溶解性BODと溶解性T-Nを測定した場合の見かけ低減率
仕様及び寸法表
製品名 | 処理性能 | 回転繊維体 | 水槽容積(㎥) | 本体サイズ(mm) | 重量(t) | 撹拌空気量(Nm3/min) | 動力(kW) | ||||||
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流入下水量(㎥/d・台以下) | 流入BOD負荷(㎥/d・台) | BOD除去率(%) | 直径(mm) | 厚さ(mm) | 枚数 | 回転速度(rpm) | 幅×長さ×縦 | 空重量 | 運転重量 | ||||
Habuki | 1,350 | 75 ~ 400 | 60以上 | 2,000 | 50 | 30 | 3 ~ 8 | 10.9 | 3,400 × 2,400 × 3,050 | 6.1 | 22.6 | 1.5 | 1.5 |