機械・装置
フィルタープレス|ふぃるたーぷれす
フィルタープレスは、スラリー(固体と液体の混合物)と呼ばれる液状汚泥に含まれる固形分を分離し、ケーキとして回収することができます。液体汚泥から、ろ紙と隔膜で挟んだ複数のろ過チャンバー内で固形分を分離・ケーキ化します。
ろ過対象の性状に応じてろ紙の材質を選択するほか、最大作動圧力などの運転条件の設定が脱水効率の鍵を握ります。生成したケーキの含水率を可能な限り下げることが重要なポイントであり、装置選定から運用時の条件最適化まで、総合的な対策が求められており、水処理プロセスにおける合理的な汚泥処理効率の向上につながります。
汚泥リサイクルや処理コスト低減などの観点から、フィルタープレスの導入は水処理システムの合理化に大きく貢献します。しかし、設置組立調整には10~15日程度必要な点や、機材が大きいため設置スペースを確保しないといけない点など、条件がそろわないと利用が難しいです。その点、弊社の仮設水処理は、フィルタープレスと比較して、設置まで最短1週間以内と迅速な対応が可能で、設置当日から処理をすることができます。また、設置スペースも50㎡程度とフィルタープレスと比較して狭量地でも設置が可能となっておりますので、比較して検討していくといいでしょう。