水処理機器・装置に関する用語
スクリュープレス すくりゅーぷれす
スクリュープレスは、汚泥脱水を効率よく行う脱水機で、環境に配慮した持続可能な汚泥・排水処理を実現する装置です。凝集された汚泥をスクリューとスクリーンの間に送り込み、スクリューによる圧力とせん断力で汚泥を効果的に脱水処理します。
従来のベルトプレス方式と比べ、スクリュープレスはフィルター（ろ布）を使わないため目詰まりの心配がなく、メンテナンスが容易です。また、フィルターを使わないので、汚泥がフィルターから漏れ出る「サイドリーク」が発生せず、汚泥の洗浄にかかる手間やコストも削減でき、排水処理の効率を高めます。スクリュープレスは駆動部が少なく低速回転で動作するため、省エネルギーかつ維持管理コストも低く抑えられます。
この特長から、下水処理や産業廃棄物処理施設での利用が増加しており、効率とコスト効果を兼ね備えた脱水機として注目されています。施設の運用効率を最大化し環境負荷を軽減するためには、スクリュープレスの最新技術の導入と適切なメンテナンスが不可欠です。持続可能な汚泥処理の中心的な技術として、今後も需要の拡大が期待されます。
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