水処理機器・装置に関する用語
排水処理プラント はいすいしょりぷらんと
排水処理プラントとは、工場や発電所、公共施設などが河川や下水への放流を可能にするために行う各種排水処理を行う設備を指します。製造ラインから排出される排水を溜める設備、汚泥・スラッジを脱水する設備、重金属・油分などを取り除く設備、薬注装置などが組み合わさって、排水処理プラントが出来上がっています。
排水処理プラントの中でも主流なものが「活性汚泥法」で、好気槽と嫌気槽から構成される代表的な生物学的処理法です。好気槽では曝気装置によって酸素が供給され、これを呼吸源として活性汚泥と呼ばれる微生物群が働きます。微生物による汚濁物質の分解効率を最大化するため、循環流量による混合液の最適流速の確保が重要です。また、処理水質の維持には混合液中のMLSS(Mixed Liquor Suspended Solids:曝気槽内懸濁物質濃度)濃度の管理が鍵となります。好気槽で増殖した余剰汚泥は固液分離装置によって濃縮、脱水され、適切に処理される必要があります。この一連の活性汚泥法の制御を最適にすることによって、処理水質の向上が図ることができます。
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