製鉄所の沈殿池に堆積した汚泥を効率処理!仮設水処理プラントの導入でコストを1/4に削減
ご相談内容
製鉄所の沈殿池に汚泥が堆積し、処理が必要。バキューム処理ではコストがかさむため、費用を抑えつつ効率的に汚泥を処理できる方法を探している。設置スペースに制約もあるため、現場に適した処理方法を探している。
セイスイからのご提案
製鉄所の沈殿池に堆積した汚泥の処理に対し、コスト効率と現場での作業効率を両立させるため、省スペースで設置できる脱水機(遠心分離機)HS-500MWを使用した仮設水処理プラントを提案しました。
製鉄所の沈殿池汚泥を迅速かつ低コストで処理!仮設水処理プラントでコスト1/4に削減
仮設水処理プラントの稼働により、製鉄所の既存水処理設備である沈殿池に堆積した汚泥を効率的に処理しました。短期間での対応が求められる中、わずか1カ月で3,000㎥の汚泥を処理し、従来のバキューム処理と比べて1/4のコスト削減を達成しました。このコンパクトなプラントは狭い設置スペースでも対応可能で、現場でのスムーズな汚泥処理を実現し、稼働中の施設への負担を最小限に抑えました。
セイスイ工業は、長年の現場経験を活かし、多様な処理オプションをご提案いたします。無料の現地調査や打ち合わせを通じて、迅速に汚泥処理や機材レンタルを開始できる体制を整えています。さらに、セイスイ工業の仮設水処理プラントの導入により、処理が難しい汚泥にも柔軟に対応でき、コストを抑えた効率的な対応が可能です。
効果
汚泥濃度
約3.3%
約-%
含水率31%
処理費用
約4,500万
1,200万
約1/4にコストダウン
従来技術との比較
従来のバキューム処理では、大量の汚泥を処理する際、場外搬出にかかるコストが大きな課題でした。セイスイ工業の仮設水処理プラントなら、1時間に数十から数百㎥の汚泥を24時間体制で連続処理でき、大量の汚泥発生にも柔軟に対応可能です。高濃度や油分・有機物を含む汚泥も処理可能で、遠心分離機による脱水で大幅な減容化を達成。これにより、産業廃棄物の削減とコストダウンを同時に実現し、場内で効率的かつ経済的な処理が可能になります。
セイスイ工業はこんな方法で解決!
製鉄所の沈殿池に堆積した汚泥の処理に対し、コスト効率と現場での作業効率を両立させるため、省スペースで設置できる脱水機(遠心分離機)HS-550MWを使用した仮設水処理プラントを提案しました。
①
製鉄所の既設水処理設備である沈殿池に堆積した汚泥をポンプで汲み上下、汚泥貯留槽に移送します。
②
薬品自動溶解装置で溶解した薬品を汚泥貯留槽にポンプで移送し、汚泥貯留槽で汚泥と反応させます。
③
薬品と反応させた汚泥を汚物カッターポンプで汲み上げ、脱水機(遠心分離機)HS-550MWにて固液分離します。
④
分離後、脱水ケーキはダンプに直接排出し、処理水は既設水処理設備へ返送します。
製鉄所の沈殿池に堆積した汚泥の処理方法詳細
仮設水処理プラント概要図
処理前の様子
【写真①】現場全景
【写真②】沈殿池 汚泥状況
製鉄所内の限られたスペースに機材を設置するため、配置はセイスイ工業で提案させて頂いております。
処理中の様子
【写真①】汚泥貯留槽
【写真②】脱水機(遠心分離機) HS-550MW
製鉄所の沈殿池に堆積した汚泥をポンプで汲み上げ汚泥貯留槽に移送します。次に、薬品自動溶解装置で溶解した薬品を汚泥貯留槽に送り込み、汚泥と反応させます。最後に、薬品と反応した汚泥をカッターポンプで汲み上げ、脱水機(遠心分離機)HS-550MWで固液分離を行います。
処理後の様子
【写真①】脱水ケーキ(分離された固形物)
【写真②】処理水(分離された水)
脱水機で処理された脱水ケーキ(分離された固形物)は含水率が31%で、ダンプへ直接排出されます。一方で、分離された処理水は既存の水処理設備に排水されます。