製鉄所内にある冷却塔の堆積汚泥を短期間で処理!従来比較で処理費用が1/2に!
ご相談内容
製鉄所内にある冷却塔の地下ピットや沈殿槽に汚泥が75㎥堆積しており、バキューム処理すると4,5倍に希釈しないと吸引出来ないので費用が高額になる。コストを下げる方法を探している。
セイスイからのご提案
冷却塔地下ピットに堆積している高濃度汚泥を、水で希釈しつつ省スペースで処理できるコンパクトな仮設水処理プラントを提案致しました。
冷却塔に沈殿した高濃度汚泥を処理した結果、1/7まで減容化!
仮設水処理プラントにより、堆積汚泥を約1/7まで減容化し再利用することで、産廃コストをゼロに抑えました。仮設水処理プラントでの処理費用はバキューム処理の約1/2のコストで済み、施工期間も設置から撤去まで1週間と大幅短縮できました。
セイスイ工業では長年の現場実績をもとに、複数の処理方法の提案・無料での現場確認・打合せなどを行い、最短で汚泥処理・機材のレンタルを開始することができます。また、セイスイ工業の仮設水処理プラントを導入することで、処理の難しい汚泥でも最小限のコストで最短で問題解決を図ることができます。
処理効果
汚泥量
86㎥
12㎥
1/7に減容化
汚泥濃度
約10%
約-%
含水率32%
■産廃量
■費用
従来技術との比較
従来は場外搬出に高額な産廃コストがかかるうえ、水処理設備も大掛かりになりがちでした。また、冷却塔の汚泥処理では、大量の汚泥と長期操業停止が課題でした。
セイスイ工業のコンパクトな仮設水処理プラントならば、省スペースでの設置と短時間処理が可能です。操業停止期間を最小限に抑え、損失を低減できます。
脱水機(遠心分離機)によって汚泥を水と固形物に分離することで、大幅な減容化と再資源化を実現。産廃コストも大きく削減できるため、処理効率と経済性の向上に貢献します。
セイスイ工業はこんな方法で解決!
冷却塔地下ピットに堆積している高濃度汚泥を、水で希釈しつつ省スペースで処理できるコンパクトな仮設水処理プラントを提案致しました。
冷却塔に溜まっている汚泥のままだとポンプで送る事が出来ないため、水で希釈しながら脱水機(遠心分離機)へ送ります。汚泥を希釈送水しながら脱水分離することで、ポンプにかかる負荷を下げられます。また、脱水機(遠心分離機)によって汚泥の減容化と水の再生を同時に達成でき、処理水は汚泥の希釈用水として再利用しました。使用した脱水機(遠心分離機)は、MW-4で、1時間当たり4㎥の汚泥を固液分離します。
冷却塔汚泥を、脱水機(遠心分離機)で固液分離することで大幅な減容化を実現する工法です。汚泥の濃縮から分離までフレキシブルに処理できる汎用プラントで、ゴミや砂分含有汚泥にも対応します。大量の冷却塔汚泥処理を可能にし、コストと作業性を改善して操業効率化に貢献します。
冷却塔に沈殿した高濃度汚泥の処理方法詳細
仮設水処理プラント概要図
処理前の様子
【写真】沈殿槽の汚泥堆積状況
沈殿槽に堆積した汚泥は冷却塔の地下ピットへ希釈しながら送っていきます。
処理中の様子
【写真①】地下ピットの汚泥希釈作業状況
【写真②】地下ピットの汚泥堆積状況
【写真③】脱水機(遠心分離機)設置状況 MW-4
冷却塔の地下ピットに溜まった汚泥も処理水(分離された水)で希釈していきます。冷却塔の地下ピットには50cm程度の汚泥が堆積していました。使用した脱水機(遠心分離機)は、MW-4です。
処理後の様子
【写真①】処理完了後の地下ピット状況
【写真②】脱水ケーキ(分離された固形物)
【写真③】処理水(分離された水)
地下ピット内の堆積した汚泥を全て取り除ききれいになりました。脱水後の処理水は汚泥の希釈用水として使用します。脱水ケーキ(分離された固形物)の含水率は約32%です。