設備担当者が知るべき水処理に関する単語集

水処理の現場で使用される専門用語をまとめています。設備ご担当者の間では良く使用される単語を取り上げているので、特に異動したての方や入社したての方の業界に関する勉強の用途でお使いいただければと思います。また、業界内で最新の単語もピックアップしますので、情報収集にもお使いください。

溶存酸素

溶存酸素とは、水中に含まれる酸素量のことです。DO(Dissolved Oxygen)とも呼称され、mg/Lで表記されます。溶存酸素を測定する方法としては、主に隔膜電極法、ウインクラー法、比色法などが挙げられます。溶存酸素は、水質と密接にかかわっており、一般的に溶存酸素が高い水は水質が良い・水中の生物が生息しやすい環境とされ、逆に溶存酸素が低い水は、水質が悪い・水中の生物が生息しづらい・できない環境です。特に、水中に有機物が多く含まれる、あるいは投与された場合、有機物が水中の微生物の餌となり、微生物の量が増殖することによって、BODも増加するため、溶存酸素が低くなってしまいます。その結果として、水中の生物が生息しづらい環境になってしまいます。