
⼤量の汚泥が発⽣する現場で有効な
「下⽔汚泥処理システム」
下⽔処理場では、改修・更新工事や災害で既設設備が使えない場合、大量に発生した汚泥の処理が難しい、し渣分が多いと廃棄物量が増加して費⽤が高額になるといった問題が発生していました。
今回は、脱⽔機(遠⼼分離機)で大量の汚泥処理を可能にし、発⽣汚泥の⼤幅な減容化と廃棄費⽤の削減ができる下水汚泥処理システムについて、実際の事例と共にご紹介します。
下水汚泥処理システムとは?
下⽔処理場における既設設備の改修・更新時や災害による汚泥の大量発生時、
・排⽔処理の代替え機がない
・し渣分が多く、汚泥を処理しきれない
などのお悩みはありませんか?
下水汚泥処理システムは、
・一時的な設置が可能
・脱⽔機で短期間に汚泥を固形物と⽔に分離し、廃棄物の総量を削減
・作業の機械化により、経済性・安全性・施⼯性アップ
などを叶える従来にない工法です。
し渣除去機(ロータマット)や砂分除去機(サイクロン付き振動篩機)を⽤い、⼀連の処理を連続して⾏います。
下水汚泥処理システムのメリット
従来工法による汚泥処理作業では、
・浚渫時に消化槽内で有毒ガスが充満
・汚泥が高濃度だと、一般的なポンプで送水できない
・し渣分が多い場合、廃棄物量が膨⼤で処理費⽤が⾼額
などの課題がありました。
下水汚泥処理システムは、機械化により、消化槽内での常時作業が不要なことから作業者の負担を⼤幅に軽減できます。また、従来⼯法では送⽔や処理が困難なし渣も、脱⽔機やし渣除去機、特殊なポンプなどで対応が可能です。
改修や更新時における既設設備の負荷軽減に加え、発⽣汚泥の⼤幅な減容化によって廃棄費⽤の削減にも寄与します。
廃棄物量を約7割減!消化槽汚泥処理の事例を紹介

この事例では、消化槽の撤去時、槽内に堆積した汚泥6,000㎥に髪の⽑や繊維物を含むし渣、ゴミ・砂などが多く含まれ、当初計画していた⽅法では汚泥を処理できないとご相談をいただきました。
そこで仮設汚泥減容化プラントにより、堆積した汚泥を希釈しながら特殊なポンプで送⽔後、三段階に分けて処理する⼯法をご提案しました。
一次処理では、し渣除去機でし渣を除去します。
二次処理では、砂分除去機で75μm以上の砂分などを取り除きます。 三次処理では、脱⽔機で汚泥に含まれる75μm以下の固形物を、含⽔率70%の固形物(脱⽔ケーキ)と⽔に分離しました。
仮設汚泥減容化プラントを3か⽉稼動後、
・1時間当たり約70㎥の汚泥を固形物と⽔に分離し、廃棄物量を約70%削減
・原水からの処理⽔の回収率は98%以上
を可能にしています。
なお、ダウンロード資料内では、上記事例の詳細のほか、廃棄物量79%減・経済性80%減を達成した設備更新⼯事時の処理能⼒不⾜解消事例をはじめとする6事例をご覧いただけます。
下水汚泥処理システムならセイスイ工業へ
セイスイ工業では、処理実施までのご提案資料作成・現地確認・薬品テストなどを無料で⾏っております。お客様にご納得いただけるご提案を行うため、全国各地への訪問もいたします。
お問い合わせから最短1週間程度でプランの提示・現地確認や、打ち合わせを経ての無料のお見積書作成が可能です。
今回ご紹介した土木泥水再利用システムの詳細は、次のボタンより資料のダウンロードを行っていただけます。
また、今回ご紹介した以外にもさまざまな状況下での排水システムをご紹介・取り扱っております。
興味をお持ちの方は、ぜひホームページにて詳細をご覧ください。