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水処理に関する用語

溶存酸素(DO:Dissolved Oxygen) ようぞんさんそ

溶存酸素(DO:Dissolved Oxygen)とは、水中に溶け込んでいる酸素のことで、水生生物が呼吸するために欠かせない重要な要素です。魚類・甲殻類・水生昆虫などの生存環境を左右する基本的な水質指標であり、排水処理・下水処理・河川や湖沼の環境モニタリングでも重要な管理項目です。


なぜ溶存酸素が重要なのか?

溶存酸素の量が高ければ高いほど、水は清浄で水生生物が生息しやすい環境とされます。逆に、溶存酸素が不足すると、生物が酸欠により死滅し、富栄養化・悪臭・水質悪化などの問題につながります。

清浄な水域では、DOが8mg/L以上あることが理想的とされており、これは日本の水質環境基準でも基準値とされています。


溶存酸素量に影響を与える要因

  • 水温:水温が高いほど酸素の溶解量は低下
  • 濁度・有機物:有機物が多いと、微生物が活発化し酸素を消費(BOD(生物化学的酸素要求量)の増加)
  • エタノールや油分などの有機汚染物質:酸素を大量に消費し、DOを急激に低下
  • 流速や曝気:流れがない・換気されていない水域では、酸素供給が不足しやすい


測定方法と管理手法

溶存酸素量は、以下のような手法で測定されます。

  • 隔膜電極法(DOメーター)
  • ウィンクラー法(滴定による化学分析)
  • 比色法(色の変化による測定)

工場排水や下水処理場では、曝気装置や散気管を用いた強制的な酸素供給(エアレーション)が一般的です。また、純水装置やフィルター処理を組み合わせて、溶存酸素と同時に他の不純物も除去することで、より高度な水質管理が可能になります。



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