鉱さいとは、鉱山や採石場から取り出された鉱石や石材から有用成分を取り出した後に残される廃棄物です。これには、長年の鉱山開発に伴い発生したものも含まれ、重金属など有害物質を含有する可能性が指摘されています。そのため、鉱さいの適切な管理が求められています。

近年では、ICTやビッグデータを駆使して、鉱さい中の資源成分を精密分析し、有効活用する取り組みが進んでいます。また、鉱さいをコンクリート二次製品に再生利用するなど、環境調和型の鉱山ビジネスを目指した新たなアプローチも見られます。鉱さい対策は、持続可能な鉱業の確立において不可欠な要素であり、SDGs時代に対応したサステナブルな鉱業の構築に向けた重要な一環と言えるでしょう。