機械・装置
高分子凝集剤薬注装置|こうぶんしぎょうしゅうざいやくちゅうそうち
高分子凝集剤薬注装置は、水処理プロセスにおいて、凝集助剤として高分子系薬品を定量で注入する装置です。これは「高分子凝集剤自動溶解装置」とは異なり、機械が計量・投入し、指定の溶解濃度までの工程が自動化されていません。あらかじめ溶解された凝集剤を、水処理ラインに定量で注入することを主目的としている装置です。
流量比例注入機能を搭載し、処理水量の変動に柔軟に対応して効果的に凝集剤を注入します。複数の薬品に対応するなど、凝集効果の安定的な発現が重要です。また、注入後の迅速な分散混合や、事前のスラリー希釈を行うなどの先進的な手法も応用されています。薬品の性状に応じた腐食防止対策も不可欠です。