狭小地での都市開発工事に最適解!リバースサーキュレーションドリル工法の汚泥を効率的に処理
ご相談内容
大規模都市開発のため、地盤工事をリバースサーキュレーションドリル工法を使って狭小地で行う。その際に発生する汚泥を省スペースで処理してほしい。
セイスイからのご提案
振動ふるい機と脱水機(遠心分離機)MW-4を組み合わせた2段階処理による土木泥水再利用システムでの処理をご提案しました。
狭小地の都市開発にも対応!2段階処理の土木泥水再利用システムで工事のスムーズな進行を実現!
土木泥水再利用システムの導入により、1時間で8㎥もの処理が可能となり、24時間連続で稼働できるため、スペースを取らずに効率的な処理が実現しました。また、発生する汚泥の含水率を26%まで下げられるため、廃棄物の量が減り、処理コストも抑えられます。
従来の濁水処理では、沈殿待ちによるロスが問題でしたが、セイスイ工業のプラントなら待機時間なく24時間稼働が可能です。これにより、作業の効率が大幅に改善され、コスト削減と工期短縮が期待できます。
また、セイスイ工業は豊富な現場実績を活かし、複数の処理方法を提案するほか、無料の現場確認や打ち合わせを通じて、迅速に汚泥処理や機材レンタルを開始する体制を整えています。さらに、仮設水処理プラントの導入で、通常処理が難しい汚泥も最低限のコストで早期に解決できるサポートを提供しています。
従来技術との比較
濁水処理機
- 濁水処理機を設置し汚泥を水と泥土に分離
- 土木現場に設置可能なサイズの処理機の場合、高濃度の汚泥は処理できない
- 沈殿後の上澄みはジェット併用などに再利用できるが少量
沈殿法
- 沈殿槽を並べて汚泥を沈殿させる
- 沈殿に時間がかかり、沈殿槽を並べる敷地面積が必要
- 沈殿後の上澄みはジェット併用などに再利用できるが少量
バキューム処理
- 発生した汚泥をそのまま移送
- 汚泥が減容化されないためバキューム処理と廃棄処理が高コスト
土木泥水再利用システム
- デカンタ式遠心分離機で汚泥を水と泥土を分離
- 高濃度の汚泥も対応可能
- 処理水はジェット併用などに再利用可能
リバースサーキュレーションドリル工法は、掘削ビットから泥水と土を吸い上げ、固形物を沈殿させてきれいになった水を再利用しながら掘削を進める方法です。この逆循環の仕組みで効率的に掘削できますが、従来の濁水処理設備では発生する汚泥の処理が追いつかず、待機時間や高額な処理費用が課題でした。
そこで、セイスイ工業の「土木泥水再利用システム」が活躍します。このシステムは脱水機(遠心分離機)を用いて、短時間で泥と水を分離し、再利用可能な処理水を連続で供給します。これにより、産廃費用や水道費の削減、作業効率の大幅な向上が期待できます。
セイスイ工業の高性能かつ環境にやさしい 土木泥水再利用システム は、従来法の課題を解決。工事の合理化とコストダウンに貢献します。
セイスイ工業はこんな方法で解決!
振動ふるい機と脱水機(遠心分離機)MW-4を組み合わせた2段階処理による土木泥水再利用システムでの処理をご提案しました。
1次処理
汚水受槽に貯留された発生汚泥をポンプで引き上げ、振動ふるい機で処理水と残土に分離
2次処理
1次処理で得られた処理水をさらに脱水機(遠心分離機)MW-4で処理し、処理水と脱水ケーキに分離
リバースサーキュレーションドリル工法で発生した汚泥を効率的に処理した土木泥水再利用システム詳細
土木泥水再利用システム概要図
設置スペース例
MW-4の場合
HS-500MWの場合
処理前の様子
【写真①】現場全景
【写真②】都市開発の様子
【写真③】地盤工事の様子
現場内の限られたスペースに機材を設置するため、配置はセイスイ工業で提案させて頂いております。
処理中の様子
【写真①】原泥状況 比重1.18
【写真②】振動ふるい 残土
【写真③】脱水機(遠心分離機)設置状況 MW-4
汚水受槽からポンプで汲み上げた発生汚泥を振動ふるい機に送り、処理水と残土に分離します。処理水は処理水受槽に貯留され、その後、脱水機(遠心分離機)MW-4に送られて脱水処理が行われます。原泥は比重1.18から1.06となりました。
処理後の様子
【写真①】脱水ケーキ(分離された固形物)
脱水ケーキ(分離された固形物)の含水率は約26%です。一方、処理水(分離された水)はリバースサーキュレーションドリル工法用水として再利用しました。