水処理に関する用語
上水 じょうすい
一般的に、上水は浄化処理を受けた清潔な水を指します。市街地や住宅地などに配水され、家庭や事業所などで利用されます。上水は水道施設から供給され、生活用水や産業用水として使用されます。
上水の供給は、浄水場や水処理プラントで取り入れられた水が、配水網を通じて各家庭や施設に供給されるプロセスを指します。この過程で水は様々な処理工程を経て、飲用水としての基準や品質が確保されます。
上水は生活の基本的な要素であり、清潔かつ安全な水が供給されることは、健康維持や生活の質向上に重要です。自治体や水道公社などが水道施設を管理し、水源から家庭への供給までの一貫したシステムを維持しています。
水源(原水)は主に3つあります。
(1)地表水:川や湖、ダム湖水など
(2)伏流水:浅い地中を流れる水
(3)地下水:浅井戸水や深井戸水
一般的な水道局では、大腸菌は一切検出されないこと、人体に有害な物質(カドミウムや水銀など)は影響を与えない許容値以下であることなど、チェック項目をクリアした水のみが供給されることになっています。
上水の水質基準は、51項目存在し、適合していることが水道法によって求められています。
水質管理目標設定項目と目標値は26項目存在し、これらは、水道の水から検出される可能性がある物質につき、留意すべき物質として定められています。
他にも、評価が定まってないなどの理由により、分類できない要検討項目も47項目存在します。このように、上水の水質に関しては、国によって、多岐にわたる項目で、細かく規定されています。
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