水処理機器・装置に関する用語
薬品自動溶解装置 やくひんじどうようかいそうち
薬品自動溶解装置は、粉末や液体の薬品を自動で正確な量計量・投入し、撹拌機構が組み込まれた溶解タンク内で迅速かつ均一に溶解・分散させる装置です。タンクローリー(ジェットパック車)などで搬入された薬品(粉体)は、貯留サイロで一時的に貯蔵され、高精度な粉体定量供給機を利用して薬品の投入量を管理しながら、一定濃度の溶液(スラリー)を生成し、次の工程に安定供給します。
自動投入によって、人為的なミスの低減や、翼形状最適化による溶解速度向上、CIP洗浄機能の採用などの高機能化が実現します。これにより、作業負担の低減と同時にプロセスの強化が実現します。また、濃度センサーを活用してリアルタイムで監視し、希釈制御も可能です。
※CIP洗浄機能(Clean-In-Place)
機器を分解せずにその場で内部の洗浄を行える機能です。この機能は、特に配管やタンク、遠心分離機、熱交換器などの内部構造が複雑で分解が難しい機器において、効率的かつ衛生的な洗浄を実現します。
薬品自動溶解装置に関するコラムはこちら
薬品自動溶解装置に関するレンタル商品はこちら
水処理機器・装置に関する用語