水処理機器・装置に関する用語
貯留槽 ちょりゅうそう
貯留槽は、ガスや液体を安全に保管するための設備で、内容物の性質や量に応じた強度や密閉性が求められます。地面に固定されていて移動できないものが「貯留槽」と呼ばれ、たとえ容量が小さくても地面に固定されている場合は貯留槽に分類されます。一方で、容量が大きくても移動できるものは「容器」として区別されます。
貯留槽の一例として、「CE(コールドエバポレーター)」という液化ガス用の貯留槽があります。これは二重構造の真空断熱式で、保温・保冷効果が高く、水筒のような構造で内容物の温度をしっかりと保ちます。
また、貯留槽の内側には耐薬品性や耐食性が必要で、特に化学品などを保管する際に重要なポイントとなります。蒸発や成分が分離するのを防ぐために、浮き屋根構造や攪拌機能が使われることもあります。さらに、貯留槽の稼働状況を計器で監視し、安定した管理を行うことも欠かせません。
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