セイスイ工業株式会社

水処理コラム

COLUMN

レポート

さまざまな仮設水処理プラント

セイスイ工業が提案する仮設水処理プラント一式

セイスイ工業では、様々な仮設水処理プラントを提案させて頂いております。実際に、どのような仮設水処理プラントを提案させて頂いているのか、具体的に紹介していきましょう。

仮設濁水プラント

セイスイ工業が提案させて頂いている「仮設濁水プラント」は、排水設備・更新時の代替として、利用して頂くことができます。処理水は、水質が綺麗に維持されているので、直接放流して頂くことも可能です。
有機物が含まれている濁水でも、時間800㎥処理することができる性能を持っています。濁水に固形物が多く含まれている場合は、仮設水処理プラントを組み合わせることで脱水ケーキ(分離された固形物)は再生土として使用することができ、産業廃棄物を発生させることなく、処理が可能です。

導入事例としては、漁港や取水口の浚渫時なども採用頂いているので、安心して現場で稼働して頂くことができるでしょう。
漁港では800㎥/h堆積ヘドロ除去に成功した実績を持っています。浚渫後の濃縮された汚泥については、仮設脱水機を設置させることで、約1/16まで廃棄物を減容化させることに成功しました。従来のバキューム処理と比較しても、コストを約1/12に削減することが出来ています。

サイクロン付振動ふるいにかけることで、砂分とゴミを取り除き、仮設濁水プラントで濃縮させた後に、脱水機で打ち込むことで、水と固形物を分離させることが可能です。
連続的に稼働させることで、フィルタープレスに頼ることなく、有機性の汚泥を脱水機(遠心分離機)で連続的に処理することができます。

浚渫で発生した汚泥を処理するには、それぞれの処理に合わせて仮設濁水プラント、砂分除去プラント、仮設水処理プラントを組み合わせた仮設汚泥減容化プラントとしてご提案させて頂いています。

仮設脱水プラント

「仮設脱水プラント」は、既設脱水機や更新時の代替に利用して頂くことができます。他にも、曝気槽のMLSSが高い場合・ピット清掃時にバキューム処理に代わる新しいコスト削減工法として採用して頂くことが可能です。
日本全国で2,000現場以上の実績を有しているので、現場への導入を検討されている方は、お気軽にご相談ください。

事例としては、工場内取水口浚渫で脱水処理を行ったというケースがあります。フィルタープレスでは処理することが難しい、有機物の多い浚渫汚泥を連続的に120㎥/hで濁水・脱水処理ができたという実績があり、大幅な工期短縮が実現されました。
水処理の手段としては、2段階の処理工程を設けています。1次処理は、浚渫汚泥から貝や砂分を除去し、、2次処理では凝集沈殿後の汚泥を仮設脱水機で約1/4に減容化が実現できました。
お客様の要望は、汚泥に含まれている貝や砂を除去した後に、濁水処理と脱水を行い、安全に水を海に放流したいという内容でした。
仮設脱水プラントを導入し、2段階に工程を分けて水処理することで、水質を綺麗に維持することができただけでなく、コストや工期短縮に大きく貢献することができました。

仮設汚泥減容化プラント

「仮設汚泥減容化プラント」は消化槽の取り壊しや槽内の攪拌機等の機材の更新時、槽内の補修等により消化槽内の汚泥浚渫が必要になった場合に提案させて頂くことがあります。従来のバキュームカーによる引き抜きに変わる工法という位置づけです。
仮設汚泥減容化プラントによる効果として、浚渫した汚泥の産廃量を削減することができます。従来のバキュームカーによる処理と比較すると、コストを削減することも可能です。
特殊ポンプによる浚渫を実施することにより、消化槽内には人が入る必要はありません。安全対策の観点からも、仮設汚泥減容化プラントはメリットがあります。

仮設し渣除去プラント

仮設し渣除去プラントを導入した実績としては、下水処理場で消化槽改修工事の際に利用して頂いた事例があり、従来の工法と比較すると、コスト削減を実現することに成功しました。
背景としては、下水処理場で消化槽の撹拌機改修工事のために、消化槽内部の汚泥を引く抜く際に仮設し渣除去プラントを利用したいというものでした。
汚泥を引き抜き、仮設の汚泥貯留槽に移送した後、2次処理としてし渣除去機でし渣を取り除き、し渣除去処理を行った汚泥は、濃縮槽に移送させて既設の脱水機で処理ができるまでに分離させることができました。

従来のバキューム処理と比較すると、コストを削減することができ、現場に合わせて柔軟な対応を実施することができるので、まずはセイスイ工業にご連絡ください。

仮設重金属汚泥減容化プラント

「仮設重金属汚泥減容化プラント」は、特別管理産業廃棄物の大半を一般廃棄物にすることで産廃費用の削減・ヒ素や重金属の不溶化処理・通常の浚渫水処理工法では処理できない場合に、導入を提案させて頂くことがあります。
導入事例として、漁港や発電所などで採用頂いている実績があるので、導入を希望される方はお気軽にご相談ください。

事例としては、お客様から搬出される土壌に重金属が含まれているので、そのまま産業廃棄物として処分せずに、処理費用を削減してほしいという依頼を頂きました。
セイスイ工業の仮設重金属汚泥減容化プラントを稼働させることで、そのまま廃棄するよりも廃棄物の量を3,000㎥から1,000㎥まで減容化することに成功しました。
提案させて頂いた内容は、土壌洗浄後の泥水を一次処理として砂分除去機で75μm程度で分級し、2次処理では遠心分離機を使い20μm程度で更に分級します。重金属を多量に含んだ20μm以下の固形物は薬品を利用して泥水を水と固形物に分離する方法です。分離した水は、土壌洗浄水として再利用することができ、コスト削減や現場の効率化に大きく貢献することができました。

仮設油分除去プラント

「仮設油分除去プラント」は、タンククリーニング時に発生する油分排水の減量・災害時に流出した油分の回収・土壌洗浄現場の油分除去の際に、導入を提案させて頂いています。
油分が含まれている排水を産廃するためには、コストが高額になるケースが多いでしょう。しかしセイスイ工業の仮設油分除去プラントであれば、産廃費用を大幅に削減することが可能です。
他にも、災害・水害時や緊急時にも、素早く水処理を行い、綺麗な水質に処理できるので、安全に放流することができます。

セイスイ工業の仮設水処理プラントは幅広い分野で活躍

セイスイ工業の仮設水処理プラントは、様々な現場で導入実績があり、幅広い分野で活躍しています。具体的に、どういった分野で活躍を見せているのか、詳しい内容を紹介していきましょう。

工場排水(廃水)処理

セイスイ工業の仮設水処理プラントは、「工場排水(廃水)処理」などで、便利に活躍しています。工場では、汚泥や排水などの汚れた水が発生するので、水処理によって綺麗な状態で排水できるよう、水と固形物に分離させて放流させることが可能です。

また現場で水処理を行うことで、産廃費用を削減することができるので、コスト削減にも大きく貢献することが出来ています。
従来のバキュームカーで廃棄していた廃棄物を仮設水処理プラントで処理することで、脱水固体だけを廃棄して、分離した水は再利用させることが可能です。濃度が低い環境への負荷が低下している排水は、既設の排水設備で処理して、放流することもできます。

仮設水処理プラントのレンタル期間については、現場の処理量に合わせて、適切な設備を必要な期間だけ貸出することが可能です。他にも、機材・薬品・設置撤去・運転調整・手配などもセイスイ工業が実施させて頂くので、お気軽にご相談ください。

屋内外の省スペースの設置・防音対策・防臭対策なども、セイスイ工業で実施させて頂きます。
稼働などでお困りのことがあれば、安心のアフターサポートも実施しているので、何かあればご連絡ください。

上下水道排水(廃水)汚泥処理

セイスイ工業の仮設水処理プラントは、「上下水道排水(廃水)汚泥処理」でも活躍しています。下水処理場で求められる水処理の能力としては、汚水の浄化や有機性汚泥を減量させることです。
下水処理場で、汚泥処理を行わないと汚水のまま処分することになり、処分費用に関しては高額になってしまうことがあります。そのため、現場で汚泥処理を実施して、汚水の浄化や有機性汚泥を減少させることが大切になってくるのです。

セイスイ工業の仮設水処理プラントでは、現場で大量の有機汚泥を減容化することに成功しており、下水処理場で導入されている実績があります。
処分費用のコスト削減だけでなく、環境保全の効果も期待できるので、下水処理場での仮設水処理プラントの導入を検討している方は、セイスイ工業までご連絡ください。

浄水場排水(廃水)処理

「浄水場排水(廃水)処理」についても、セイスイ工業では導入実績があります。
浄水場では、汚水の浄化や有機性汚泥が発生するため、現場に合った排水処理を実施することが重要です。有機性汚泥を減量させて処分させないと、高額な費用がかかってしまうため、コスト削減のためにも、浄水場排水(廃水)処理が行える仮設水処理プラントを導入する必要があります。

セイスイ工業の仮設水処理プラントは、既設水処理プラントが故障した時や更新期間の間に、稼働が止まらないための代替機としての実績が豊富にあるのが特徴です。
既設水処理プラントの稼働が出来ない状況の中でも、浄水場では稼働をし続けないと、様々なトラブルが発生いてしまいます。そんな時に、セイスイ工業の仮設水処理プラントが活躍してくれるので、ぜひ導入を検討してみてください。

浚渫汚泥処理(工場等)

セイスイ工業では、「浚渫汚泥処理(工場等)」でも仮設水処理プラントを採用して頂いている実績があります。従来の工法としては、脱水機としてフィルタープレスが採用されていることが多かったのですが、設置して稼働させるためには10日~15日間はかかってしまうでしょう。
しかしセイスイ工業の脱水機(遠心分離機)を設置する場合には、状況によって設置当日から処理を実施することが可能です。ただ処分量によっても、稼働できるかどうか変わってくるので、現場の事前調査が必要になってきます。

中には、脱水機(遠心分離機)の設置を行えるスペースを確保することができないという現場もあるでしょう。そんな時でも、セイスイ工業では4トン車の上で設備を乗せて、水処理を行ったという実績があります。
現場内に浚渫汚泥処理(工場等)のための仮設水処理プラントを設置するメリットとして、速やかに水処理を行うことができるため、工程の短縮効果が期待できるでしょう。
実際に、現場での浚渫汚泥処理の実績として、発電所や浄水場内などで導入させて頂いた事例があります。
浚渫汚泥処理だけでなく、濁水処理まで一貫して実施できる設備の導入もできるので、適切な水質を維持させて、河川に放流することが可能です。

他にも、現場によっては油分や有害物質を含んだ泥水を処理したいということもあるでしょう。そんな時も、仮設水処理プラントを設置させて、水処理することができます。
有機質が含まれている汚泥に関しても、ろ布などのろ材を使用しない構造になっているため、消耗品が発生することもなく、コスト削減の効果が期待できるでしょう。

土壌洗浄

セイスイ工業では、「土壌洗浄」といった分野の実績もあります。
基本的には、砂分が多い場合に土壌洗浄が実施されることが多かったのですが、シルトや粘土が多い場合には全量産廃として捨てられてきた傾向があります。
シルトや粘土が多い場合に、全量産廃として廃棄されていた理由は、振動ふるいなどでは土粒子の大きさの観点から分離させることが出来なかったためです。
セイスイ工業の脱水機(遠心分離機)では、20μm程度でシルト分を薬剤などを使用することなく、分離させることができます。
これに伴い、全量産廃する量を減らすことができ、産廃費用などのコスト削減にも大きな効果を与えることが可能です。

その他の排水(廃水)汚泥処理

セイスイ工業では、他にも様々な排水(廃水)汚泥処理の実績があります。例えば、油分を含んだ汚泥所為では、製油所の廃水池や海岸に油分が流出した後の海岸の洗浄などの処理などです。
油分をそのまま放流してしまうと、環境の負荷が懸念されますが、セイスイ工業の仮設水処理プラントであれば、水質を綺麗に維持することができ、安全に放流することができます。
有害物処理や重金属処理に対しても、要望に応えて適切な機器を導入させて頂くので、気軽にご相談ください。

他にも、廃棄物の処理や廃棄物処理場内での処理も対応させて頂くことができ、濁水処理についても処理後の水の再利用や放流などの提案をさせて頂くので、現場の状況を確認してから適切なプランを提示させて頂きます。

セイスイ工業の機動力と万全のサポート体制

セイスイ工業では、仮設水処理プラントをご希望のお客様がいれば、日本全国に足を運ばせて頂く機動力を持っています。また万全のサポート体制を整えているので、安心して仮設水処理プラントを導入して頂くことが可能です。

営業担当がお客様からの問い合わせに対応

営業担当がお客様からのご質問やご要望などの問い合わせに対応させて頂きます。わからないことや気になることがあれば、お気軽にご相談頂くことが可能です。
またセイスイ工業では、処理実施までのご提案資料作成や現地確認、薬品テストなどを無料で実施させて頂きます。納得頂ける仮設水処理プラントを提案させて頂くので、安心してご相談ください。
今までの実績から、日本全国どこでも対応させて頂くことができるので、現場で仮設水処理プラントの導入を検討している場合には、その旨を伝えて頂ければ適切な対応をさせて頂きます。

仮設水処理プラントのプランを迅速に提示

お客様からのご連絡を頂いた後、速やかに現場状況を確認させて頂き、要望に合わせて処理費用の概算を提示させて頂きます。
お客様のご要望や状況によって内容は異なりますが、概算見積・処理計画案・類似した過去の現場事例・処理フロー図などを送付させて頂くので、ご確認ください。
プランの内容として、気になる点などがあれば、いつでもご連絡お待ちしています。

現場確認を行いサンプリング試験を開始

お客様からの合意を得られた際には、現地の現場確認や処理対象物のサンプリング試験を実施します。
状況に応じて、適切な仮設水処理プラントを提案させて頂くので、安心してご相談ください。
設備を導入するためには、設置スペースの確保が必要になってきますが、スペースを確保することができない場合にも、導入実績はあるので安心してください。

プランを発注頂いた後は処理実施

セイスイ工業が提案させて頂いたプランに納得頂いた後は、正式に発注書類を頂きます。その後、設備全ての設置作業と運転始動を実施させて頂く流れです。
仮設水処理プラントはただレンタルして頂くだけでなく、各現場に合った運転方法をサポートさせて頂くので、設備稼働のための事前知識や技術も必要ありません。
納得頂けるまで、運転方法のサポートを実施させて頂くので、安全に仮設水処理プラントを稼働させることができます。
ご相談頂いてから、プランを提案させて頂くまでは、1週間程度で対応可能です。また無料で対応させて頂くので、構想として仮設水処理プラントを導入しようか悩んでいるという段階の方でも、気軽にご連絡ください。

トラブルにも充実のサポート体制

仮設水処理プラントを導入した後、わからないことが出てくることもあるでしょう。そんな時にも、速やかに対応できるように、電話一本頂ければ担当者が問題解決に尽力させて頂きます。
状況に応じて、現場まで足を運ばせて頂き、トラブル対応も丁寧に実施させて頂くので、安心してください。
充実のアフターサポートを提供しているのも、セイスイ工業の特徴の一つなので、お困りの際は気軽にご連絡して頂くことができます。
作業が完了した後は、撤去作業を行いますが、撤去作業についてもセイスイ工業側で対応させて頂くので、お客様の手間を取らせる心配もありません。

まとめ

水処理を適切に行うことは、環境保全のためだけでなく、現場で水を再利用させてコスト削減や工期短縮の効果を得ることができます。
また水処理によって、産業廃棄物の量を減らすことができれば、産廃費用の削減や地球環境への負荷を軽減させることに繋がるでしょう。

セイスイ工業では、今までの実績を元に、各現場に合った仮設水処理プラントを提案させて頂きます。様々な分野で、セイスイ工業の仮設水処理プラントは活躍している実績があるので、安心して導入して頂くことが可能です。
どのような現場で導入されているのか、事例を確認して頂くことで、自社現場で導入可能なのか判断してもらうこともできるでしょう。
導入する水処理設備によって、コスト削減や工期短縮、環境保全などの効果は異なります。セイスイ工業の仮設水処理プラントであれば、数々の実績によって効果が証明されているので、希望に沿った効果を発揮させることができるでしょう。

ご相談から、プランの提案まで無料で対応させて頂いているので、仮設水処理プラントを現場に導入させたいという希望があれば、お気軽にセイスイ工業までご連絡ください。

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