仮設水処理プラントによる「水害対策」特集
セイスイ工業では台風や大雨などの災害・水害時に泥水・汚泥処理の対策として、事前に災害時契約をしておいて仮設水処理プラントで緊急対応することも可能です。弊社のお客様と災害復旧協定やBCP対策のための契約を結んだ実績もあります。また、契約がなくても対応いたします。
弊社では仮設水処理プラントによる災害時対応の事例は数多くございます。最近の事例ですと、2019年10月の長野県の千曲川の氾濫による水害、2020年7月の熊本県人吉市の豪雨災害の対応がございます。
水害汚泥・排水除去に活躍する 「災害時排水処理システム」のご紹介
廃棄物量を90%以上削減し、バキューム処理に比較し大幅コストダウン、被災現場の早期復旧に貢献!
セイスイ工業は、台風被災や水害発生後、施設や工場内に滞留した大量の排水・汚泥を、現場内に設置した仮設水処理プラントで迅速かつ安全に処理する仕組みをパッケージ化。2020年10月1日より「災害時排水処理システム」として提供開始しました。このシステムを使うことで、排水・汚泥から油分・有害物・有機物を分離しつつ廃棄物量を90%以上削減し、被災現場を早期復旧につなげる効果が見込めます。
災害汚泥処理に役立つ「大規模排水処理システム」のご紹介
汚泥が発生する現場において、本システムを導入する事で大量の高濃度泥水や汚泥を短期間で水と固形物に分離し、廃棄物の総量削減、経済性、安全性、施工性の向上を実現。従来には無かった画期的な工法です。
ゴミや砂分が多い場合にも対応しており、ゴミ除去機や砂分除去機を用いながら一連の処理を連続して行えるようにした工法です。
セイスイ工業の水害対応事例
台風で川が氾濫した影響で、水力発電ダムが外部、内部共に水没してしまい備蓄してあった潤滑油等の油が流出し、10,000立米という膨大な含油排水が出てしまいどこにも流す事が出来ないので困っている・・・というご相談でした。
セイスイ工業では、仮設油分汚泥減容化プラントを稼動させることにより、油を含んだ排水を問題なく処理し、そのまま廃棄してしまう方法に比べ廃棄物量を大幅に減容化できました。
スタッフ奮闘記「水処理の知恵を出すのが私達の仕事」
“足元ではコーヒーと似た色の汚泥が床を覆っていた。ある水力発電所の内外に沈積する汚泥水である。2011年7月末の豪雨で河川が氾濫し、そのあおりで発電所の水車も発電機も水没。備蓄していた潤滑油など油が流出して水と混ざり、“含油排水”として溜まっているという。その汚泥水の処理依頼の連絡である。現地の状況は深刻だった・・・”
まとめ
セイスイ工業の仕事は全てがSDGsにつながっています。中でも特に人間が生きていくのに欠かせない水をきれいにして河川に流せる水にする仕事をしていることは大きな誇りです。災害・水害現場や工場、問題が起きている現場などの仮設処理施設でそれができる会社は多くありません。現場で汚水を処理できれば、バキュームカーで汚水を運ぶ必要がなく、車のガソリンやCO2削減に大きく貢献できます。水処理の仕事を通じて環境をよくすることに貢献し、社会をよくしていきたいと考えています。