水処理に関する用語
井水 せいすい
井水とは井戸の水(地下水)のことで、賦存する水の総称で、飲用水や生活用水として利用されることがあります。また、井水は自然の恵みとして農業用水としても活用されることがあり、地元の生態系や持続可能な開発に貢献しています。地元コミュニティや農業などで井水を利用する際には、水質管理や保護が重要とされます。
もともと地下水とは地下水面より下の帯水層に存在する飽和状態の水に限定されていたようですが、現在では地下水面より上の不飽和状態にある水も含めて地下水とする考え方が一般的です。つまり、井水とは地表面より下にある水の総称といえます。
井水は、年間を通してほぼ一定の水温を保っており、井水の水質は、一般的に地表から深い場所から採取したものほど高くなります。しかし、水質は地域の地質や土壌に影響を受けますので、場所によっては周囲の環境などの要因から汚染されている場合があります。一部の地域では井水が地元の生活において重要な飲料水源として利用されることもありますので、新しく井戸を設置する場合には注意が必要です。
また、井水は、上水とは異なり水質は定められていませんが、飲用の場合には条例によって水質を検査することを求められる場合もあります。
井水用途として、地下から水をくみ上げる際には、地盤沈下を防ぐため、各自治体が定めている用水範囲の範囲内で用水を行う必要もありますので、井戸を設置する際にはこの点についても注意が必要です。
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