事例
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【事例48】工場内雨水受け槽の堆積汚泥移送工事

ご相談内容

工場内で雨が降った際に雨水がそのまま排水処理設備に流れないように、一次沈殿槽として雨水受け槽を使用していた。
雨水受け槽に堆積した汚泥を定期的に重機と人力で移送していたが、年々堆積汚泥が増えてきたため、槽内に入って引き抜くことができなくなった。
堆積汚泥の増加により、後段の水処理設備に高濃度の汚泥が流れ込む恐れがあったため、早急に体積汚泥を移送してほしい。

効 果

雨水受け槽内の堆積汚泥を大量の水で崩しながら希釈し、特殊なポンプで200㎥/h引抜き。希釈された汚泥を300m先の天日乾燥槽まで移送した。
移送先の天日乾燥槽の上水は希釈水として再利用することで、汚泥量の最小化・作業の効率化を実現。
タンク内部に人が入ることがないため、従来より安全に作業が可能となった。

年々堆積汚泥が増えてきたため、槽内に重機・人が入って引き抜くことができなくなっていました。(写真1)
大量の水で堆積汚泥を希釈しながら崩し、ポンプで引き抜くことにしました。(写真2)

天日乾燥槽は雨水受け槽から300m離れた場所にあります。奥に見えるのが移送汚泥の排出口です。
手前に見える3つのポンプは汚泥を希釈する水を取水するためのものです。(写真3)
雨水受け槽に大量の水を送り、堆積汚泥を崩しています。(写真4)

このような汚泥が1200㎥も堆積していました。(写真5)
1時間あたり200㎥の汚泥を天日乾燥槽まで移送しました。天日乾燥槽の上水を希釈水として再利用し、汚泥量の最小化・作業の効率化を図りました。(写真6)