下水処理場の設備更新時に代替機として活用!従来比較で処理費用が約1/7、産廃量が約1/15に!
ご相談内容
下水処理場の既設水処理設備の一部であるベルトコンベアを更新するにあたって、工事期間中だけ既設脱水機と同程度の処理が出来る方法で代替え処理をしてほしい。
セイスイからのご提案
下水処理場の既設水処理設備から直接ポンプで汚泥を引き抜きながら、仮設水処理プラントを稼働させ、脱水減容化をする方法を提案致しました。
設備更新時に仮設水処理を利用した結果、汚泥を1/15まで減容化!
既設水処理設備の一部であるベルトコンベア更新工事期間3カ月間、仮設水処理プラントを稼動させることにより従来と同等の処理を行いました。汚泥をそのまま廃棄してしまう方法に比べ、産廃量45,000㎥から3,150㎥の約1/15にまで減容化できました。また、処理費用は従来工法と比較して約1/7に抑えることができ、既設設備が復旧するまで、既設設備相当の処理を行いました。
セイスイ工業では長年の現場実績をもとに、複数の処理方法の提案・無料での現場確認・打合せなどを行い、最短で汚泥処理・機材のレンタルを開始することができます。また、セイスイ工業の仮設水処理プラントを導入することで、処理の難しい汚泥でも最小限のコストで最短で問題解決を図ることができます。
処理効果
汚泥量
45,000㎥
3,150㎥
約1/15に減容化
汚泥濃度
約1%
約-%
含水率85%
■産廃量
■費用
従来技術との比較
従来、汚泥が大量発生した場合、バキューム処理での汚泥の場外搬出は、処理コストが課題となっていました。しかしセイスイ工業の仮設水処理プラントなら、1時間当たり数十㎥~数百㎥の幅広い規模で、24時間連続処理が可能です。高濃度汚泥や油分・有機物含有汚泥でも対応でき、脱水機(遠心分離機)によって大幅な減容化を実現します。処理量が多いほど、産業廃棄物削減によるコストメリットは最大化し、場内処理による作業効率化に加え、処理能力と経済性の両立が可能な革新的な工法です。
セイスイ工業はこんな方法で解決!
下水処理場の既設水処理設備から直接ポンプで汚泥を引き抜きながら、仮設水処理プラントを稼働させ、脱水減容化をする方法を提案致しました。
①
既設水処理設備のポンプで、既設水処理設備に堆積した汚泥を汲み上げます。
②
汚泥を脱水機(遠心分離機)に入れ固液分離します。使用した脱水機(遠心分離機)はHS-600MWで、1時間当たり25㎥の汚泥を処理します。
③
その後、既設水処理設備が復旧するまで、下水処理場内の汚泥処理を仮設水処理プラントで処理し続けます。
仮設水処理プラントなら、大量の汚泥やフィルタープレス等の脱水機では、処理がし難い有機汚泥でも連続的に処理できるため、短期間で処理することが可能です。また、既設設備を稼働しながら汚泥を減容化できるので、下水処理場を止めることなく問題解決を図れます。
既設設備の更新期間中に行った処理方法詳細
仮設水処理プラント概要図
処理前の様子
【写真】現場全景
下水処理場内の限られたスペースに機材を設置するため、配置はセイスイ工業で提案させて頂いております。
処理中の様子
【写真①】既設原水ポンプより脱水機(遠心分離機)へ送水
【写真②】脱水機(遠心分離機)設置状況 HS-600MW
既設水処理設備のポンプで汚泥を引き抜いて脱水機(遠心分離機)へ送水していきます。脱水機(遠心分離機)で汚泥を固液分離します。今回使用した脱水機(遠心分離機)はHS-600MWです。
処理後の様子
【写真①】脱水ケーキ(分離された固形物)
【写真②】処理水(分離された水)
処理後の脱水ケーキ(分離された固形物)の含水率は約85%です。一方、処理水(分離された水)は、既設水処理設備へ排水していきます。