浄化センターの脱水機更新時に、代替機として活用!従来比較で産廃量が1/14に!
ご相談内容
岩手県の浄化センターで既設の脱水機を更新する必要があり、約4カ月ほどの期間が更新に必要となる。その間の代替機を探している。
セイスイからのご提案
設置の容易さと処理能力を考慮し、仮設型水処理プラントを提案しました。この仮設水処理プラントはフィルタープレス等の大型の機械と異なり、短期間での貸出も可能です。また、汚泥量が500㎥以上の場合は、バキューム工法と比較して大幅なコストダウンが図れます。
設備更新時に仮設水処理を利用した結果、汚泥が1/14に減容化!
既設の脱水機を更新する約4カ月間、仮設水処理プラントで対応しました。この現場では、お客様からの依頼で仮設の防臭対策が必要となり、他社と連携して仮設の防臭対策も行ないました。
セイスイ工業では長年の現場実績をもとに、複数の処理方法の提案・無料での現場確認・打合せなどを行い、最短で汚泥処理・機材のレンタルを開始することができます。また、セイスイ工業の仮設水処理プラントを導入することで、処理の難しい汚泥でも最小限のコストで最短で問題解決を図ることができます。
処理効果
汚泥濃度
約1.2%
約17%
含水率83%
■産廃量
従来技術との比較
従来工法では排水や汚泥の処理量が多い場合、バキューム工法での場外運搬が困難だったり、高濃度汚泥の場合に処理が追い付かないなどの問題がありました。
セイスイ工業がプランニングを行う仮設水処理プラントでは遠心脱水機などを使用することで、その場で短時間に処理する事が可能であり油、有害物、有機物を含む排水や汚泥、急激に増加してしまった汚泥の減容化など幅広く対応出来ます。
また、汚泥を固体と液体に分離することで、発生汚泥の大幅な減容化が出来るため産廃費用の削減につながります。
セイスイ工業はこんな方法で解決!
今回の現場は、浄水センターの設備更新工事に伴い、工事期間中の短期汚泥処理を目的とした仮設水処理プラントの設置が求められていました。 そこでセイスイ工業は、設置の容易さと処理能力を考慮し、仮設型水処理プラントを提案しました。この仮設水処理プラントはフィルタープレス等の大型の機械と異なり、短期間での貸出も可能です。また、汚泥量が500㎥以上の場合は、バキューム工法と比較して大幅なコストダウンが図れます。
今回の設備は、HS-500MW を使用しました。汚泥処理は、下水汚泥の性質とこの機械能力から、1時間当たり10㎥で脱水処理を行いました。この設備を使用することで、効率的な脱水処理が可能です。加えて今回の依頼では、処理中の防臭対策も求められていたため、他社の臭気低減のための設備も含めてプランニングしご提案させていただきました。この仮設水処理プラントと防臭対策により、処理能力とコスト、臭気対策の全ての面でお客様のニーズに応えることができました。
既設設備の更新期間中に行った処理方法詳細
仮設水処理プラント概要図
処理前の様子
【写真】汚泥状況
原水濃度は、12,000㎎/ℓでした。
処理中の様子
【写真①】仮設水処理プラント
【写真②】防臭対策
【写真③】脱水機(遠心分離機) HS-500MW
仮設水処理プラント設置に伴い、防臭対策として、他社の臭気対策用の機械を設置しました。使用した脱水機(遠心分離機)は、HS-500MWです。下水汚泥の性質とこの機械能力から、1時間当たり10㎥で脱水処理を行いました。
処理後の様子
【写真①】脱水ケーキ(分離された固形物)
【写真②】処理水(分離された水)
発生汚泥をそのまま廃棄してしまう処理に比べ、汚泥を発生現場で仮設脱水処理を行う事で廃棄物量を1/14にできました。
脱水ケーキ(分離された固形物)の含水率は約83%です。一方、処理水(分離された水)の回収率は95%以上と高い回収率となっています。