繊維工場の沈殿槽を汚泥処理!水質悪化を防ぎ、従来比較で産廃量が1/5に!
ご相談内容
繊維工場の沈殿池に汚泥が900㎥堆積していて、これ以上汚泥が増え続けると放流水の水質が悪化してしまうので困っている。
セイスイからのご提案
今回は既設沈殿池から直接汚泥を引き抜きながら仮設水処理プラントで処理をする方法を提案しました。
沈殿槽に堆積した汚泥を処理した結果、1/5に減容化!
仮設水処理プラントにより微細な繊維を含んだ汚泥も問題なく処理し、そのまま廃棄してしまう方法に比べ廃棄物の量を900㎥から170㎥まで約1/5にまで減容化できました。また、堆積した汚泥を除去したことにより、放流水が増加した際も放流基準を維持しながら放流できるようになりました。
セイスイ工業では長年の現場実績をもとに、複数の処理方法の提案・無料での現場確認・打合せなどを行い、最短で汚泥処理・機材のレンタルを開始することができます。また、セイスイ工業の仮設水処理プラントを導入することで、処理の難しい汚泥でも最小限のコストで最短で問題解決を図ることができます。
処理効果
汚泥量
900㎥
170㎥
1/5に減容化
汚泥濃度
約3%
約-%
含水率83%
■産廃量
■費用
従来技術との比較
従来の汚泥処理では、フィルター式脱水機の処理限界や場外搬出コストの問題がありました。 セイスイ工業の仮設水処理プラントは、24時間連続運転可能な遠心分離機を使用することで、高濃度や微細汚泥などの処理制限を克服。汚泥の固液分離により大幅な減容化を実現します。 処理能力とコストメリットが高まるほど、産業廃棄物削減と水環境保全への貢献度が大きくなり、排水処理コストと環境保全の両立を可能にします。
セイスイ工業はこんな方法で解決!
今回は既設沈殿池から直接汚泥を引き抜きながら仮設水処理プラントで処理をする方法をご提案致しました。 既設沈殿池にポンプを沈め堆積汚泥を脱水機(遠心分離機)に送ります。使用した脱水機(遠心分離機)はHS-500MWで、1時間当たり7㎥で固液分離していきます。処理水(分離された水)は既設沈殿槽の堆積した汚泥の解泥用に使います。そして固形物は振り分けホッパーを使い交互に廃棄物をコンテナに溜めていき一杯になったコンテナから搬出していく事でコンテナの交換時間のロスをなくし効率よく処理をしていきます。
工場の設備改修や生産増加により排水処理汚泥が増加する事例が多発しています。これにより処理コストと環境負荷が課題視されています。 セイスイ工業の仮設水処理プラントは、汚泥を短期間に固液分離することで大幅な減容化を実現。廃棄物と水質汚染の同時低減を可能にしました。排水処理におけるコストと環境負荷の両立を支援する工法です。
沈殿槽に堆積した汚泥の処理方法詳細
仮設水処理プラント概要図
処理前の様子
【写真】現場全景
工場内の限られたスペースに機材を設置するため、配置はセイスイ工業で提案させて頂いております。
処理中の様子
【写真①】沈殿池状況
【写真②】引抜汚泥状況(濃度3%)
【写真③】脱水機(遠心分離機)設置状況 HS-500MW
沈殿池にポンプを沈め堆積した900㎥の汚泥を取り除いていきます。汚泥の平均濃度は3%でした。沈殿池から送水されてきた汚泥は水と固形物に分離していきます。脱水ケーキ(分離された固形物)は二つのコンテナへ交互に溜めていき一杯になった方から搬出していきます。搬出したスペースには空のコンテナを再度設置します。
処理後の様子
【写真①】脱水ケーキ(分離された固形物)
【写真②】処理水(分離された水)
【写真③】汚泥解泥状況
【写真④】処理後の沈殿池状況
脱水ケーキ(分離された固形物)の含水率は約83%です。
底に堆積している汚泥は水圧で固まって流動性がなくなるため、処理水で汚泥を解泥しながらポンプで送水していき、沈殿池に堆積した汚泥を全て処理した後の沈殿池です。