発電所の取水口に沈殿した汚泥を処理!従来比較で産廃量が1/7に!
ご相談内容
発電所の取水口に堆積ている汚泥を、2週間で出来るだけ低コストで除去して欲しい。
セイスイからのご提案
ダイバーによるポンプ浚渫と仮設水処理プラントでの処理を、3段階で行う処理方法をご提案しました。
取水口に堆積した汚泥を2週間処理した結果、1/7に減容化!
ダイバーによるポンプ浚渫と仮設水処理プラントを稼動させることにより設置から撤去までを2週間で問題なく処理し、そのまま廃棄してしまう方法に比べ廃棄物の量を500㎥から72㎥まで約1/7に減容化できました。
セイスイ工業では長年の現場実績をもとに、複数の処理方法の提案・無料での現場確認・打合せなどを行い、最短で汚泥処理・機材のレンタルを開始することができます。また、セイスイ工業の仮設水処理プラントを導入することで、処理の難しい汚泥でも最小限のコストで最短で問題解決を図ることができます。
処理効果
汚泥量
500㎥
72㎥
1/7に減容化
■産廃量
従来技術との比較
従来工法では排水(廃水)や汚泥の処理量が多い場合、バキューム処理での場外運搬が困難だったり産廃費用が高額になる問題がありました。また、高濃度汚泥や有機汚泥、汚泥に含まれる粒子が非常に小さい場合にフィルターを用いるフィルタープレス等の脱水機では処理が不十分になる問題がありました。
セイスイ工業の仮設水処理プラントで使用するデカンタ型遠心分離機や、様々な排水や汚泥に対応したプラントを組み合わせて使用することで、既設設備の稼働を止める事なくその場で24時間連続運転で処理する事も可能です。また、油、有害物、有機物を含む排水や汚泥など幅広く対応できます。
石炭汚泥は、デカンタ型遠心分離機で水と固形物に分離して再利用できる場合があり廃棄予定だったものが有価物となるため廃棄物量を0にできる可能性があります。
セイスイ工業はこんな方法で解決!
ダイバーによるポンプ浚渫と仮設水処理プラントでの処理を、3段階で行う処理方法をご提案致しました。 まず、ダイバーが潜水し堆積した汚泥をバキュームポンプで除去していきます。
1次処理
砂除去機(サイクロン付振動ふるい)にて大きな貝殻やゴミ、砂などを除去しながら汚泥貯留槽に溜めます。
2次処理
濁水処理では、PACと高分子凝集剤で汚泥を凝集し沈殿槽で濃縮します。
3次処理
濃縮された汚泥を脱水機(遠心分離機)に送り固液分離、HS-600MWを使用し1時間当たり10㎥を処理しました。
分離された水(処理水)は水処理後に放流していきます。処理能力は土質や発生泥水濃度により変わりますので過少設備や過剰設備にならないよう常に事前調査を綿密に行いお客様に最適な設備をご提案させて頂いております。
長年の排水処理で水処理設備の堆積汚泥が増加し放流水が基準値を満たさなくなった時や排水溝に汚泥が堆積し水位が増加した時など、水を抜かずに堆積汚泥だけを取り除く事も可能です。セイスイ工業の仮設水処理ステムを導入する事で大量の汚泥でも短期間で固液分離し、廃棄物の総量削減、経済性、安全性、施工性の向上など、従来には無かった画期的な工法です。
取水口に堆積した汚泥の処理方法詳細
仮設水処理プラント概要
処理前の様子
【写真①】現場全景
【写真②】取水口状況
現場内の限られたスペースに機材を設置するため、配置は弊社で提案させて頂いております。ダイバーにより取水口に溜まった汚泥を1時間当たり200㎥取り除いていきます。
処理中の様子
【写真①】ゴミ・貝殻・砂分除去
【写真②】貝殻・ゴミ等
【写真③】砂分等
【写真④】汚泥(汚泥受け槽)
【写真⑤】反応槽状況
【写真⑥】沈殿槽
【写真⑦】脱水機(遠心分離機) HS-600MW
送られてきた汚泥は砂や貝などを含んでいる為、サイクロン付振動ふるいで汚泥から砂や貝などを除去していきます。サイクロン付振動ふるいで除去された貝殻やゴミ、砂などです。サイクロンでは75μm以上の砂分が排出されます。
貝殻やゴミ、砂などを除去した汚泥は汚泥受け槽へ溜め、次に反応槽へ送ります。反応槽ではPACと高分子凝集剤で反応させ汚泥を凝集していきます。
反応槽から送られてきた汚泥は沈殿槽で濃縮されます。濃縮された汚泥は汚泥貯留槽へ溜め、そこからデカンタ型遠心分離機へ送水し固液分離していきます。使用した脱水機はHS-600MWです。
処理後の様子
【写真①】脱水ケーキ(分離された固形物)
【写真②】処理水(分離された水)
脱水ケーキの含水率は約42%で、脱水ケーキは直接フレコンに落として搬出されます。