水処理機械・装置に関する用語
フレコンバック(フレキシブルコンテナバッグ) ふれこんばっく(ふれきしぶるこんてなばっぐ)
フレコンバック(フレキシブルコンテナバッグ)は、原料や粉末、廃棄物などを運んだり保管したりするのに適した大きな袋です。コンテナやパレットに比べて軽く、使わないときは折りたためるので、場所を取りません。また、1トンの重さまで入れられる丈夫な構造なので、重いものでも安心して運べます。
フレコンバックは「クロスコンテナバッグ」「トン袋」「トランスバック」などの名前でも知られ、海外では「FIBC」や「Jumbo Bag」と呼ばれることもあります。ポリプロピレンなどの柔軟な素材で作られていて、しなやかで破れにくいのが特徴です。
下水処理場や工場、災害現場など、汚泥が発生する現場でも活用されており、汚泥や廃棄物の一時保管や運搬に利用されます。災害時には、現場で発生した泥水や廃棄物の仮置きにも役立ち、作業をスムーズに進められます。
- 構造
フレコンバックは箱型や円柱型の形状で、上部には頑丈な吊りベルトがついているため、フォークリフトやクレーンで簡単に持ち上げられます。また、上部に投入口、下部に排出口がついているタイプも多く、内容物をスムーズに取り出せる設計になっており、作業効率が向上します。 - 用途
フレコンバックは、保管・仕分け・輸送・運搬などの幅広い用途に対応しており、金属コンテナやメッシュパレット、ドラム缶にはない利便性を発揮します。また、コスト面でも優れており、納品後に資材を返却してもらう必要がないため、回収コストを抑えることができます。
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