水処理に関する用語
マイクロプラスチック まいくろぷらすちっく
マイクロプラスチックは、5mm以下の小さなプラスチック片のことです。大きく2種類に分けられます。
■一次マイクロプラスチック
最初から小さい状態で作られたもの
例
- 洗顔料や歯磨き粉などに含まれていた「マイクロビーズ」(現在は規制が進んでいる)
- 合成繊維(フリースなど)の衣類から流出する繊維
- 工業用途の小さなプラスチック粒
■二次マイクロプラスチック
大きなプラスチック製品が紫外線や波の影響で劣化・分解され、小さくなったもの
例
- ペットボトルやレジ袋などの破片
- 漁網やロープの破片
- 自動車のタイヤの摩耗粉
■問題点
- 海洋汚染:海に流れ込んだプラスチックが魚や貝類に取り込まれ、生態系に影響
- 人体への影響:食物連鎖を通じて、人間も摂取している可能性がある(研究が進行中)
- 分解されにくい:自然環境では分解がほぼ進まず、長期間残る
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