セイスイ工業株式会社

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事例23

排水施設の曝気池汚泥を処理!従来比較で処理費用が1/3以下、産廃量が1/7.5に!

排水施設の曝気池汚泥を処理!従来比較で処理費用が1/3以下、産廃量が1/7.5に!
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ご相談内容

排水施設の撤去にともない、曝気池にある大量のでんぷん廃液を取り除くこととなりました。汚泥処理量が30,000㎥もあり、バキュームカーでの処理では、コストと時間がかかりすぎるため対応に困っている。

悩んでいる男性
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セイスイからのご提案

今回の汚泥は曝気池に溜まったでんぷん(有機汚泥)性汚泥です。でんぷん性汚泥は、土木工事の際に重機等で撹乱するとヘドロ化して処理量が増大してしまう課題がありました。そこで現場を最小限に攪乱できる台船と仮設水処理プラントによる2段階の処理を提案致しました。

提案する女性

でんぷん廃液を仮設水処理で処理した結果、1/7.5に減容化!

浚渫船と仮設水処理プラントにより、大量かつ難処理性の有機汚泥を効率よく減容化することに成功しました。産廃量を約1/7.5まで削減し、さらに処理期間も当初より短縮され、5カ月で処理を完了させることができました。 1日400~500㎥という大量処理にも確実に対応できるだけでなく、コスト、工期削減の両立に優れており、過酷な現場条件下でも機動力と安定稼働力を発揮することができました。    

セイスイ工業では長年の現場実績をもとに、複数の処理方法の提案・無料での現場確認・打合せなどを行い、最短で汚泥処理・機材のレンタルを開始することができます。また、セイスイ工業の仮設水処理プラントを導入することで、処理の難しい汚泥でも最小限のコストで最短で問題解決を図ることができます。

処理効果

  • 汚泥量

    30,000㎥

    4,000㎥

    1/7.5に減容化  

  • 汚泥濃度

    約2%

    約-%

    含水率83%

産廃量のグラフ

■産廃量

費用のグラフ

■費用

従来技術との比較

従来、汚泥が大量発生した場合、バキューム処理での汚泥の場外搬出は、処理コストが課題となっていました。しかしセイスイ工業の仮設水処理プラントなら、1時間当たり数十㎥~数百㎥の幅広い規模で、24時間連続処理が可能です。高濃度汚泥や油分・有機物含有汚泥でも対応でき、脱水機(遠心分離機)によって大幅な減容化を実現します。処理量が多いほど、産業廃棄物削減によるコストメリットは最大化し、場内処理による作業効率化に加え、処理能力と経済性の両立が可能な革新的な工法です。

セイスイ工業はこんな方法で解決!

今回の汚泥は曝気池に溜まったでんぷん(有機汚泥)性汚泥です。でんぷん性汚泥は、土木工事の際に重機等で撹乱するとヘドロ化して処理量が増大してしまう課題がありました。そこで現場を最小限に攪乱できる台船と仮設水処理プラントによる2段階の処理を提案致しました。 まず、曝気池に台船を浮かべ汚泥を希釈しながら送水します。汚泥は池全体にありますので台船を少しずつ移動させてはポンプで汚泥を除去していきます。

  • 1次処理

    砂分除去機(振動ふるい機)にて大きなゴミを除去しながら汚泥貯留槽に溜めていきます。

  • 2次処理

    汚泥を脱水機(遠心分離機)に送り水と固形物に分離します。使用した脱水機(遠心分離機)はHS-500MW×2台とHS-600MW×1台で、1時間当たり50~55㎥を脱水機(遠心分離機)で固液分離していきます。

分離された水は沈殿池に溜まっている汚泥の希釈用水として使用した後、最終的には放流していきます。

工場の設備改修時や増産による排水処理の増加時や、堆積汚泥により放流水が基準を満たさなくなった時、工場を閉鎖する時にもこの工法は対応が可能です。脱水機(遠心分離機)により大幅な減容化を実現するため、廃棄物とコストの削減に加えて作業効率の大幅な向上が望めます。汎用性が高く状況変化に対しても柔軟に適用できるプラントで、省資源と経済性の両立に大きく貢献します。

でんぷん廃液の処理方法詳細

仮設水処理プラント概要図

仮設水処理プラント概要図

処理前の様子

現場全景 の写真

【写真】現場全景

排水施設内の限られたスペースに機材を設置するため、配置はセイスイ工業で提案させて頂いております。

処理中の様子

曝気池状況 の写真

【写真①】曝気池状況

汚泥解泥状況 の写真

【写真②】汚泥解泥状況

振動ふるい機 の写真

【写真③】振動ふるい機

1次処理後の汚泥(濃度2%)の写真

【写真④】1次処理後の汚泥(濃度2%)

脱水機(遠心分離機)設置状況 HS-500MW×2台、HS-600MW×1台 の写真

【写真⑤】脱水機(遠心分離機)設置状況 HS-500MW×2台、HS-600MW×1台

排出用ベルトコンベア設置状況 の写真

【写真⑥】排出用ベルトコンベア設置状況

曝気池にポンプを沈め少しづつ移動させながら堆積した30,000㎥の汚泥を取り除いていきます。処理水で汚泥を解泥しながら仮設汚泥減容化プラントへ送水していきます。曝気池から送水されてきた汚泥は、1次処理として砂分除去機(振動ふるい機)でゴミや砂などを除去していきます。1次処理でゴミや砂などを除去した汚泥は汚泥貯留槽へ溜めていきます。使用した脱水機(遠心分離機)はHS-500MW2台とHS-600MW1台で、汚泥貯留槽から送水されてきた汚泥を固液分離していきます。

処理後の様子

脱水ケーキ(分離された固形物)の写真

【写真①】脱水ケーキ(分離された固形物)

処理水(分離された水)の写真

【写真②】処理水(分離された水)

沈殿池状況 の写真

【写真③】沈殿池状況

埋立状況の写真

【写真④】埋立状況

脱水ケーキ(分離された固形物)の含水率は約83%で、脱水ケーキ(分離された固形物)はベルトコンベアで排出されていきます。

写真③は、 処理が完了した後の曝気池です。脱水ケーキは、固化剤と混ぜてから曝気池の埋立土として使われました。

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