食品工場の原泥槽汚泥を処理!原泥槽濃度、コスト、産廃量を全て低減!
ご相談内容
食品工場に既設の脱水機(遠心分離機)が3台あるが、繁忙期に入り既設だけでは原泥槽の濃度が20,000ppm(2%)となってしまったため、3,000ppm(0.3%)まで濃度を下げる方法を探している。
セイスイからのご提案
原泥槽から直接ポンプで引き抜きながら脱水減容化をする仮設水処理プラントを提案しました。
原泥槽汚泥を処理した結果、汚泥濃度、コスト、産廃量の全てが低減!
仮設水処理プラントを稼動させることにより既設水処理設備に残っている800㎥の汚泥を110㎥まで、約1/7に減容化させることができました。また、原泥槽の濃度も、3,000ppm(0.3%)以下まで下げる事ができました。
セイスイ工業では長年の現場実績をもとに、複数の処理方法の提案・無料での現場確認・打合せなどを行い、最短で汚泥処理・機材のレンタルを開始することができます。また、セイスイ工業の仮設水処理プラントを導入することで、処理の難しい汚泥でも最小限のコストで最短で問題解決を図ることができます。
処理効果
汚泥量
800㎥
110㎥
1/7に減容化
汚泥濃度
約2%
約0.3%
含水率87%
■産廃量
従来技術との比較
従来の汚泥処理では、フィルター式脱水機の処理限界やバキューム処理での場外搬出コストの問題がありました。
セイスイ工業の仮設水処理プラントは、24時間連続運転可能な遠心分離機を使用することで、高濃度や微細汚泥などの処理制限を克服。汚泥の固液分離により大幅な減容化を実現します。
処理能力とコストメリットが高まるほど、産業廃棄物削減と水環境保全への貢献度が大きくなり、排水処理コストと環境保全の両立を可能にします。
セイスイ工業はこんな方法で解決!
原泥槽から直接ポンプで引き抜きながら脱水減容化をする仮設水処理プラントを提案しました。
①
原泥槽の開口部からポンプを設置します。
②
ポンプで原泥槽内の汚泥を汲み上げます。
③
汲み上げられた汚泥に、配管途中で薬品を添加します。
④
薬品添加された汚泥を脱水機(遠心分離機)に入れ固液分離します。使用した脱水機(遠心分離機)はMW-4で、1時間当たり4㎥の汚泥を処理します。
原泥槽内の汚泥は長期間の堆積により流動性が低下しています。ポンプによる汲み上げと、脱水機(遠心分離機)による固液分離の組み合わせで、この汚泥も効率よく処理できます。また、薬品添加により分離性能が向上します。
原泥槽に堆積した汚泥の処理方法詳細
仮設水処理プラント概要図
処理前の様子
【写真】現場全景
工場内の限られたスペースに機材を設置するため、配置はセイスイ工業で提案させて頂いております。
処理中の様子
【写真①】原泥槽開口
【写真②】原泥槽状況
【写真③】現場全景
【写真④】コンテナ排出状況
原泥槽の開口からポンプを設置して、汚泥をポンプで引き抜いていきます。原泥槽から送られてきた汚泥に配管途中から薬品を添加し、脱水機(遠心分離機)MW-4で固液分離します。
処理後の様子
【写真①】脱水ケーキ(分離された固形物)
【写真②】処理水(分離された水)
脱水ケーキ(分離された固形物)の含水率は約87%で、脱水ケーキ(分離された固形物)はコンテナへためていき、溜まったら搬出していきます。一方、処理水(分離された水)は、既設水処理設備へ排水していきます。