豪雨で下水処理場が機能不全な時も、代替機として活躍!迅速な対応で処理場の機能回復にも貢献!
ご相談内容
大雨による豪雨被害で下水処理場の設備が機能不全となり、既存設備復旧までの早急な脱水設備増強が必要となったので至急対応して欲しい。
セイスイからのご提案
既設水処理設備からポンプで引き抜きながら脱水減容化をする仮設水処理プラントを提案致しました。
被災した設備が復旧するまで処理した結果、汚泥が1/10に減容化!
迅速に仮設水処理プラントを稼動させることでお客様のご要望である脱水設備の増強がスムーズに出来ました。また、廃棄物の量を1/10に減容化できました。仮設水処理プラントは、被災した既設設備が復旧するまでの期間中、処理を行いました。
セイスイ工業では長年の現場実績をもとに、複数の処理方法の提案・無料での現場確認・打合せなどを行い、最短で汚泥処理・機材のレンタルを開始することができます。また、セイスイ工業の仮設水処理プラントを導入することで、処理の難しい汚泥でも最小限のコストで最短で問題解決を図ることができます。
処理効果
汚泥量
1,480㎥
148㎥
1/10に減容化
汚泥濃度
20%
0.5%
含水率75%
■産廃量
従来技術との比較
近年、災害発生時の被災設備や大量発生汚泥により、効果的な場内処理が困難なケースが増えています。従来工法では災害の影響でバキューム処理での場外運搬が困難だったり、高濃度汚泥の場合に処理が追い付かない等の問題がありました。 セイスイ工業の仮設⽔処理プラントは、現場に仮設水処理プラントを設置し、脱水機(遠心分離機)で短期間に汚泥を減容化、その場で処理が可能です。油、有害物、有機物を含む排⽔や汚泥、急激に増加してしまった汚泥の減容化など幅広く対応できます。 大量の廃棄物の受け入れ先がなく復旧が進められない場合でも、現場に合わせた仮設水処理プラントを導入する事で現地での処理が可能となり、被災施設、工場の機能停止期間を最小限にとどめます。
セイスイ工業はこんな方法で解決!
既設水処理設備からポンプで引き抜きながら脱水減容化をする仮設水処理プラントを提案致しました。
①
設備にポンプを設置し、汚泥を吸い上げます。吸い上げた汚泥にはゴミやし渣が含まれドロドロ状になっています。
②
原泥貯留槽から送られてきた汚泥に、配管途中で薬品を添加します。
③
薬品添加された汚泥を脱水機(遠心分離機)で固液分離していきます。使用した脱水機(遠心分離機)はHS-500MWで、1時間当たり10㎥の汚泥を処理します。
汚泥中のゴミやし渣の除去が課題ですが、薬品添加と脱水機(遠心分離機)の採用で処理が可能となります。また、脱水ケーキの直接排出とフレコン交換により、連続処理を実現しています。
被災地で発生した汚泥の処理方法詳細
仮設水処理プラント概要図
処理前の様子
【写真】現場全景
下水処理場内の限られたスペースに機材を設置するため、配置はセイスイ工業で提案させて頂いております。
処理中の様子
【写真①】原泥貯留槽
【写真②】汚泥引抜状況
【写真③】プラント全体風景
【写真④】コンテナ排出状況
既設水処理設備にポンプを設置して汚泥を引き抜いていきます。ゴミやし渣分を含んでいるため、かなりドロドロした汚泥です。原泥貯留槽から送られてきた汚泥に配管途中から薬品を添加し、脱水機(遠心分離機)HS-500MWで水と脱水ケーキ(分離された固形物)に分離します。脱水ケーキは、フレコンの中に交互に直接排出していきます。一杯になったフレコンは、新しいものと交換していきます。
処理後の様子
【写真①】脱水ケーキ(分離された固形物)
【写真②】処理水(分離された水)
処理後の脱水ケーキ(分離された固形物)の含水率は約75%で、フレコンの中に直接排出していきます。一方、処理水(分離された水)は、既設水処理設備へ排水していきます。