事例
RESULTS

【事例61】下水処理場(4)

ご相談内容

既設の濃縮設備の補修工事期間中の処理が出来なくなるため代替え機で処理をしてほしい。

効果

6か月の工事期間中、仮設濃縮プラントを稼動させることにより従来と同等の処理を行いました。

ご提案内容

既設水処理設備の汚泥貯留槽から引き抜いた汚泥を脱水機(遠心分離機)を使用し濃縮して排出していく方法をご提案しました。
通常の脱水機の使用方法は水と固形物に分離することを目的としますが、遠心力やオリフィス径(水が排出されるせきの高さ)を調整することにより含水率を自由に調整することができるため濃縮機としても使えます。
処理能力は汚泥性状や濃度により変わりますので過少設備や過剰設備にならないよう常に事前調査を綿密に行い、お客様に最適な設備をご提案させて頂いております。


セイスイ工業では、処理実施までのご提案資料作成・現地確認・薬品テストなどを無料で行っております。
お客様が納得できる処理方法をご提案するため、全国各地訪問させていただきます。

■プラントフロー図

配置はセイスイ工業で提案させて頂いております。(写真1)
混合汚泥を既設配管にポンプを接続し脱水機(遠心分離機)へ送水します。(写真2)

使用した脱水機(遠心分離機)はHS-550MWで、原泥濃度が0.2%~0.8%とバラつきがありましたが、処理能力は1時間当たり平均10㎥を処理しました。(写真3)
濃縮された汚泥はモーノポンプを使い既設濃縮槽へ送水します。(写真4)

脱水機(遠心分離機)により濃縮された汚泥。(写真5)
処理水(分離された水)は、既設水処理設備へ排水します。(写真6)