事例
RESULTS

【事例59】下水処理場(2)

ご相談内容

汚泥貯留槽に堆積している汚泥を定期的に清掃したいが、バキューム処理の搬出費用がとても高額になるため脱水減容化してほしい。

効 果

1か月の工事期間中、仮設脱水プラントを稼動させることにより、汚泥をそのまま廃棄してしまう方法に比べ廃棄物の量を約1/14まで減容化できました。

※脱水ケーキ(分離された固形物)の含水率は汚泥の性状により異なります。含水率が高い程、廃棄物量も増えてきます。

ご提案内容

既設水処理設備の汚泥貯留槽から引き抜いた汚泥に大きいゴミが多いため、汚泥受槽1でゴミを荒取りします。次に、砂分除去機(サイクロン付き振動篩機)仮設で砂や小さいゴミを除去した汚泥を汚泥受槽2に貯留し、その汚泥を脱水機(遠心分離機)に送水し、水と固形物に分離します。水は既設水処理設備へ戻し、脱水ケーキ(分離された固形物)はアームロールコンテナに排出していく方法をご提案しました。
処理能力は汚泥性状や濃度により変わりますので、過少設備や過剰設備にならないよう常に事前調査を綿密に行い、お客様に最適な設備をご提案させて頂いております。


セイスイ工業では、処理実施までのご提案資料作成・現地確認・薬品テストなどを無料で行っております。
お客様が納得できる処理方法をご提案するため、全国各地訪問させていただきます。

■プラントフロー図

配置はセイスイ工業で提案させて頂いております。(写真1)
既設汚泥貯留槽から引き抜いた汚泥を汚泥受槽1に設置したスクリーンを使い大きいゴミ(写真右上)を取り除きます。(写真2)

汚泥受槽1から送水される汚泥には砂分や小さいゴミが残っているため、砂分除去機(サイクロン付き振動篩機)を使い取り除いていきます。(写真3)
汚泥受槽2に貯留された汚泥を脱水機(遠心分離機)へ送水し、水と固形物に分離していきます。
汚泥の脱水処理能力は1時間当たり4㎥のです。(写真4)

脱水機(遠心分離機)により分離された固形物(脱水ケーキ)の含水率は82%でした。 (写真5)
処理水(分離された水)は、既設水処理設備へ排水します。(写真6)