事例
RESULTS

食品工場における排水処理

ご相談内容

数か所ある工場を1箇所に集約する為、廃止する工場の水処理設備に残っている排水(廃水)や汚泥を全て除去し解体工事が出来るようにしてほしい。

効 果

仮設脱水プラントを稼動させることにより既設水処理設備に残っている汚泥をそのまま廃棄してしまう方法に比べ廃棄物の量を800㎥から38㎥まで約1/21まで減容化できました。   

※脱水ケーキ(分離された固形物)の含水率は性状により変わります。含水率が高い程、廃棄物量は増えます。

ご提案内容

既設曝気槽と沈殿槽から直接汚泥を引き抜きながら仮設脱水プラントで処理をする方法をご提案致しました。
曝気槽は工場の電気が止まると空気の供給が止まり曝気槽の汚泥が嫌気になります。嫌気性(腐敗すること)になるのを防ぐためにエジェクターで空気を送りながら攪拌しポンプで汚泥を脱水機(遠心分離機)へ送水して水と固形物に分離します。処理水(分離された水)は既設水処理設備へ送り、脱水ケーキ(分離された固形物)はアームロールコンテナに溜めていき一杯になったら空のアームロールコンテナと交換し搬出します。
曝気槽が空になったら次に沈殿槽にポンプを沈め汚泥を処理していきます。

工場排水処理システムについて

概要

工場の設備改修時や増産による排水(廃水)処理の増加時、長年の排水(廃水)処理で堆積汚泥が増加し放流水が基準を満たさなくなった時や工場を集約する時、又は、何らかの原因でその排水(廃水)や汚泥に油や有害物が含まれていた時など、その排水(廃水)や汚泥を短期間で水と固形物に分離し、廃棄物の総量削減、有害物の不溶化、経済性、施工性の向上など、従来には無かった画期的な工法です。
工場排水処理システムは、様々な排水や汚泥に対応したプラントを組み合わせて一連の処理を連続して行えるようにシステム化した工法です。

従来技術との比較

従来工法では排水(廃水)や汚泥の処理量が多い場合、バキュームカーでの場外運搬が困難だったり産廃費用が高額になる問題や、高濃度汚泥や有機汚泥、汚泥に含まれる粒子が非常に小さい場合にフィルター等を用いる脱水機では処理が不十分になるなどの問題がありました。
本システムは脱水機(遠心分離機)など様々な排水や汚泥に対応したプラントを組み合わせて使用することで、工場の生産ラインを止める事なくその場で24時間連続運転で処理する事も可能であり、油、有害物、有機物を含む排水(廃水)や汚泥など幅広く対応出来ます。
脱水機(遠心分離機)は、汚泥を水と固形物に分離することで、発生汚泥の大幅な減容化が出来るため処理量が多くなるほど廃棄費用の削減につながります。

汚泥減容化について

バキューム処理とのメリット・デメリット比較

  • 処理量が少ない場合 →  バキューム処理 
  • 処理量が多い場合  →  汚泥減容化処理

(バキューム処理量が300㎥以上だとメリットを出せる可能性大!)


「有機汚泥」を脱水機(遠心分離機)によって脱水する利点

今までバキューム車等により廃棄されていた汚泥には、水分が含まれており、脱水する事により水と固形物に分離する事で廃棄物量を減らす事が可能です。

※減容化率はSS濃度と含水率により変わります。


セイスイ工業では、処理実施までのご提案資料作成・現地確認・薬品テストなどを無料で行っております。
お客様が納得できる処理方法をご提案するため、全国各地訪問させていただきます。

■プラントフロー図

配置はセイスイ工業で提案させて頂いております。(写真1)
防音対策と雨養生の為にシートで覆っています。

写真1 現場全景

曝気槽にエジェクターを設置し空気を送りながら攪拌していきます。(写真2)
曝気槽にポンプを設置し脱水機(遠心分離機)に汚泥を送っていきます。汚泥の平均濃度は0.7%でした。(写真3)

※エジェクターについて
水と空気を混ぜながら高圧で水を吐き出す事が出来る装置です。

曝気槽から送水されてきた汚泥は1時間当たり10㎥を脱水機(遠心分離機)で水と固形物に分離します。コンテナへ脱水ケーキ(分離された固形物)を溜めていき一杯になったら搬出していきます。搬出したスペースには空のコンテナを再度設置します。(写真4)
脱水ケーキ(分離された固形物)の含水率は85%でした(写真5)

脱水機(遠心分離機)で処理水(分離された水)は既設水処理設備へ戻していきます。(写真6)
汚泥を処理した後の曝気槽です。汚泥はポンプの吸込み口の高さまでしか吸上げる事が出来ないので残った砂分や汚泥はバキューム車で処理をしました。(写真7)

水処理参考事例

沈殿池の汚泥減容化処理  <仮設脱水プラント>

1.処理の目的

沈殿池の汚泥が増加し、これ以上増えると放流水の水質が悪化する為、沈殿池の汚泥を除去し、その汚泥を減容化することを目的とする。

2.脱水機(遠心分離機)での処理の特徴

  1. 処理量が多い汚泥でも短期間で汚泥を連続的に処理できる。
  2. 既設設備を稼働しながら汚泥を減容化できる。

3.処理プラントの概要

  1. 処理条件 汚泥総量3,200㎥ 原水濃度0.3%
  2. 処理能力 15㎥/h(汚泥の濃度、性状により変動あり)
  3. 工事期間 1.5か月(8時間/日稼働)

4.効果

沈殿池に堆積した汚泥を取り除き、汚泥量3,200㎥から60㎥まで減容化した事で廃棄物量の削減と水質も改善しました。

 

原水状況(濃度0.3%)

脱水機(遠心分離機)設置状況

既設汚泥引抜配管から分岐しプラントへ

脱水ケーキ(含水率84%)/処理水(分離された水)状況

曝気槽の汚泥濃度低下処理  <仮設脱水プラント>

1.処理の目的

曝気槽の汚泥濃度が増加し、これ以上増えると放流水の水質が悪化する為、曝気槽の汚泥濃度を下げることを目的とする。

2.脱水機(遠心分離機)での処理の特徴

  1. 処理量が多い汚泥でも短期間で汚泥を連続的に処理できる。
  2. 既設設備を稼働しながら汚泥を減容化できる。

3.処理プラントの概要

  1. 処理条件 汚泥総量1,400㎥ 原水濃度0.6%
  2. 処理能力 4㎥/h(汚泥の濃度、性状により変動あり)
  3. 工事期間 2か月(8時間/日稼働)

4.効果

曝気槽の汚泥を1,400㎥処理した事で汚泥濃度が下がり水質が改善しました。取り除いた汚泥は60㎥になりました。

 

原水状況(濃度0.6%)

脱水機(遠心分離機)設置状況

脱水ケーキ(含水率85%)

処理水(分離された水)

代替え汚泥処理  <仮設脱水プラント>

1.処理の目的

含油汚泥を処理する既設水処理設備の不具合が発生した為、不具合期間中の代替え処理をする事を目的とする。

2.脱水機(遠心分離機)での処理の特徴

  1. 他の脱水機では処理が難しい含油汚泥も処理が可能。
  2. 既設設備を稼働しながら汚泥を減容化できる。

3.処理プラントの概要

  1. 処理条件 処理量10,000㎥ 原水濃度0.3%
  2. 処理能力 4㎥/h(汚泥の濃度、性状により変動あり)
  3. 工事期間 1年(8時間/日稼働)

4.効果

既設水処理設備の不具合が解消するまで処理を行いました。処理期間中に発生した脱水ケーキは200㎥になりました。

 

既設配管から直接汚泥を引抜

脱水機(遠心分離機)設置状況

脱水ケーキ(含水率85%)

処理水(分離された水)状況

代替え汚泥処理  <仮設脱水プラント>

1.処理の目的

難脱水汚泥を処理する既設水処理設備の不具合が発生した為、不具合期間中の代替え処理をする事を目的とする。

2.脱水機(遠心分離機)での処理の特徴

  1. 他の脱水機では処理が難しい難脱水汚泥も処理が可能。
  2. 既設設備を稼働しながら汚泥を減容化できる。

3.処理プラントの概要

  1. 処理条件 処理量1,000㎥ 原水濃度0.6%
  2. 処理能力 3㎥/h(汚泥の濃度、性状により変動あり)
  3. 工事期間 2ヵ月(8時間/日稼働)

4.効果

既設水処理設備の不具合が解消するまで処理を行いました。処理期間中に発生した脱水ケーキは60㎥になりました。

 

原水状況(濃度0.6%)

脱水機(遠心分離機)設置状況

脱水ケーキ(含水率90%)

処理水(分離された水)状況

代替え汚泥処理  <仮設脱水プラント>

1.処理の目的

既設脱水機の更新期間中に既設設備と同等以上の処理能力で代替え処理することを目的とする。

2.脱水機(遠心分離機)での処理の特徴

  1. 処理量が多い汚泥でも短期間で汚泥を連続的に処理できる。
  2. 既設設備を稼働しながら汚泥を減容化できる。

3.処理プラントの概要

  1. 処理条件 処理量4,000㎥ 原水濃度0.6%
  2. 処理能力 15㎥/h(汚泥の濃度、性状により変動あり)
  3. 工事期間 1.5ヵ月(8時間/日稼働)

4.効果

更新期間中で延べ4,000㎥の汚泥処理を行い工場の生産を止める事なく終えることが出来ました。

 

原水状況(濃度0.6%)

脱水機(遠心分離機)設置状況

脱水ケーキ(含水率83%)

処理水(分離された水)状況

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