下水処理場の沈殿槽に堆積した汚泥を処理!従来比較で処理費用が3/5、産廃量が1/25に!
ご相談内容
下水処理場で沈殿槽に堆積していた汚泥にし渣分が大量にあり、既設のポンプでは引き抜く事が出来ず処理が出来ない。その為、バキューム処理で汚泥ごと引き抜こうとしたが、し渣分が多い為に吸引出来ず困っている。し渣分を除去した汚泥を既設の濃縮槽に送水し既設の設備で処理出来るようにして欲しい。
セイスイからのご提案
今回の汚泥は、し渣(繊維物)と砂分を含んでいるため、通常のポンプでは送水が出来ませんでした。そのため、特殊なポンプを使用し、汚泥を解泥しながら処理をする仮設水処理プラントをご提案しました。
沈殿槽に堆積した大量汚泥を処理した結果、1/25に減容化!
沈殿槽内のし渣分を取り除いてから既設濃縮槽に移送させることにより、既設の脱水機で処理を行うことを可能にしました。他社浚渫工法やバキュームカーでの移送に比べ、工事費を削減することができました。
セイスイ工業では長年の現場実績をもとに、複数の処理方法の提案・無料での現場確認・打合せなどを行い、最短で汚泥処理・機材のレンタルを開始することができます。また、セイスイ工業の仮設水処理プラントを導入することで、処理の難しい汚泥でも最小限のコストで最短で問題解決を図ることができます。
処理効果
汚泥量
800㎥
32㎥
1/25に減容化
汚泥濃度
約1%
約-%
含水率50%
■産廃量
■費用
従来技術との比較
従来工法では、し渣分が多い場合、し渣がホースに詰まりバキューム処理で汚泥を吸引する事が出来ず、一般的なポンプでも送泥出来ませんでした。 セイスイ工業の仮設水処理プラントは、特殊なポンプやし渣除去機(ローターマット)などを使用することにより、従来では送泥や処理が難しかったし渣を含む汚泥でも処理をすることが可能です。し渣を取り除く事で既設水処理設備への負荷を軽減します。また、脱水機(遠心分離機)も使用すれば、汚泥を水と固形物に分離し汚泥の大幅な減容化が出来るため水処理設備への更なる負荷の軽減につながります。
セイスイ工業はこんな方法で解決!
今回の汚泥は、し渣(繊維物)と砂分を含んでいるため、通常のポンプでは送水が出来ませんでした。そのため、特殊なポンプを使用し、汚泥を解泥しながら処理をする仮設水処理プラントをご提案しました。し渣除去機(ローターマット)を使い、し渣を除去した汚泥は再び既設沈殿槽に堆積した汚泥の解泥用水として使用する事で極力処理汚泥の総量を増やさない方法をご提案させていただきました。
この工法は、下水処理場における定期メンテナンスや改修工事、既設設備の更新時などの汚泥が発生する現場において、短時間で汚泥からし渣分を除去し既設設備への負荷を減らす事ができます。従来には無かった画期的な工法です。
沈殿槽に堆積した大量汚泥の処理方法詳細
仮設水処理プラント概要図
処理前の様子
【写真】現場全景
現場内の限られたスペースに機材を設置するため、配置は弊社で提案させて頂いております。
処理中の様子
【写真①】汚泥引抜状況
【写真②】し渣除去状況
【写真③】し渣
既設沈殿槽の中央に特殊なポンプを設置する事で安全に汚泥を引き抜く事が出来ます。既設沈殿槽から送られてきた汚泥はし渣除去機(ローターマット)でし渣を分離除去、その後、し渣は受け槽に溜めていきます。
処理後の様子
【写真①】し渣除去後の汚泥状況
【写真②】汚泥濃縮槽
【写真③】処理後の沈殿槽状況
し渣を除去した汚泥は、汚泥受け槽へ溜めていき、汚泥受け槽に溜まった汚泥は既設沈殿槽に溜まった汚泥と循環させ濃縮した後に既設濃縮槽へ送ります。ポンプの吸引口より下にある残った汚泥は、最後に洗浄しながらバキュームカーで処理しました。