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【事例15】し尿処理場における災害時排水処理事例(茨城県)

災害時排水処理・震災時・し尿汚泥処理

大地震により被災した、し尿処理場から問合せ後
わずか10日で仮設脱水プラントを設置、迅速な復旧を可能に

トラブル対応メリット① スピード対応が可能!!

トラブル対応メリット① スピード対応が可能!

トラブル対応メリット② 含油排水・有害物にも対応可能!

セイスイ工業では様々な排水・汚泥処理の実績があります。

急遽、大量発生してしまった汚泥・排水の処理をしなければならない場合や、
その汚泥内に油、有害物、有機物が含まれてしまっている場合など、幅広く対応できます。

減容化や有害物の不溶化により、産廃費用の大幅コストカットや、環境に配慮した廃棄物の処分につなげることができます。

紹介動画

現場状況

東北大震災の際に、し尿処理場の既設水処理設備が傾いてしまい、通常通りにし尿汚泥を処理することができなくなってしまいました。(写真1)
この汚泥を早急に処理しなければ、周辺の衛生面に問題が起きてしまうというような危機的状況でした。
しかし、震災の影響でバキューム車を使用して、し尿を他の処理場へ運搬することができなかったため、現地で処理できる仮設水処理が必要になりました。

お客様からの依頼は、早急に処理を行いたいとのことでしたので、現場確認も含め震災から10日後には仮設脱水プラントの設置を行いました。(写真2)
セイスイ工業はこうしたトラブル対応にも万全の体制があり、当時ガソリンやトラックの手配が困難な状況でしたが、迅速な対応を行うことができました。

し尿汚泥の原水濃度は、2.5%でした。(写真3)
このし尿汚泥をそのまま廃棄してしまう方法に比べ、汚泥の発生現場で仮設水処理を行った事で、この廃棄物の量は8.4分の1になりました。(5,000㎥から595㎥まで減容化)
使用した脱水機(遠心分離機)は、MW-4です。
し尿汚泥の性質とこの機械能力から、1時間当たり5㎥で脱水処理を行いました。(写真4)

脱水処理を行う事で、廃棄する脱水ケーキ(分離された固形物)の含水率は79%になりました。(写真5)
このような緊急トラブルの際に、既設設備復旧までの期間、仮設対応をすることによって状況を大きく変えられる場合があります。
一方、処理水の回収率は99%以上と非常に不純物が少ない水となっています。(写真6)

このようにセイスイ工業では、災害・水害等で急遽トラブルが発生した際に、迅速な復旧対応を行うことが可能です。
こちらの現場では、現地のお客様に「仮設対応があって良かった」と言って頂けました。

セイスイ工業の仮設脱水プラントは、このような緊急時の新たな選択肢として有効です。