既設脱水機の更新時に代替機として
使用することで汚泥処理費用を削減
下水汚泥を仮設脱水機により約1/14まで廃棄物を減容化

処理前 → 処理後 | |
汚泥濃度 | 約1.2% → 約17%(含水率 約83%) |
既設設備 | ベルトプレス |
現場状況
浄化センター内で、脱水機の更新の際に、代替となる仮設水処理が必要になりました。
脱水機を更新する際に4ヶ月ほど使用できなくなるため、その間の処理を仮設の脱水機(遠心分離機)にて行いました。(写真1)
またこの現場では、お客様からの依頼で仮設の防臭対策が必要となり、他社で仮設の防臭対策も行なっております。(写真2)


下水汚泥をそのまま廃棄してしまう方法に比べ、汚泥の発生現場で仮設水処理を行う事で、この現場の廃棄物の量は14分の1になりました。
原水濃度は、12,000㎎/ℓでした。(写真3)
使用した遠心分離機は、HS-500MWです。下水汚泥の性質とこの機械能力から、1時間当たり10㎥で脱水処理を行いました。(写真4)


脱水ケーキ(分離された固形物)の含水率は83%です。(写真5)
一方、処理水(分離された水)の回収率は95%以上となりました。(写真6)


セイスイ工業の仮設脱水プラントを導入したことにより、既設脱水機を更新する際の汚泥処理費用を従来のバキューム処理と比べ大幅に削減することができました。