下水処理場の設備更新時に代替機として活用!従来比較で産廃量が1/11に!
ご相談内容
下水処理場の既設脱水機の更新工事期間中だけ、既設脱水機と同程度の処理が出来る方法で代替え処理をしてほしい。
セイスイからのご提案
下水処理場の濃縮汚泥貯留槽から直接汚泥を引き抜き脱水機(遠心分離機)で水と固形物に分離し、脱水ケーキ(分離された固形物)はアームロールコンテナに排出し、処理水(分離された水)は既設設備へ戻す方法を提案致しました。
既設設備の代替機として利用した結果、汚泥を1/11に減容化!
既設水処理設備の更新工事期間2カ月間、仮設水処理プラントを稼動させることにより従来と同等の処理を行いました。汚泥をそのまま廃棄してしまう方法に比べ、産廃量を1/11にまで減容化できました。既設設備が復旧するまで、既設設備相当の処理を行いました。
セイスイ工業では長年の現場実績をもとに、複数の処理方法の提案・無料での現場確認・打合せなどを行い、最短で汚泥処理・機材のレンタルを開始することができます。また、セイスイ工業の仮設水処理プラントを導入することで、処理の難しい汚泥でも最小限のコストで最短で問題解決を図ることができます。
処理効果
汚泥量
413㎥
38㎥
1/11に減容化
汚泥濃度
約2%
約-%
含水率85%
■産廃量
従来技術との比較
従来、汚泥が大量発生した場合、バキューム処理での汚泥の場外搬出は、処理コストが課題となっていました。しかしセイスイ工業の仮設水処理プラントなら、1時間当たり数十㎥~数百㎥の幅広い規模で、24時間連続処理が可能です。高濃度汚泥や油分・有機物含有汚泥でも対応でき、脱水機(遠心分離機)によって大幅な減容化を実現します。処理量が多いほど、産業廃棄物削減によるコストメリットは最大化し、場内処理による作業効率化に加え、処理能力と経済性の両立が可能な革新的な工法です。
セイスイ工業はこんな方法で解決!
下水処理場の濃縮汚泥貯留槽から直接汚泥を引き抜き脱水機(遠心分離機)で水と固形物に分離し、脱水ケーキ(分離された固形物)はアームロールコンテナに排出し、処理水(分離された水)は既設設備へ戻す方法を提案致しました。
①
濃縮汚泥貯留槽にポンプを設置します。
②
ポンプで濃縮汚泥貯留槽に堆積した汚泥を汲み上げます。
③
汚泥を脱水機(遠心分離機)に入れ固液分離します。使用した脱水機(遠心分離機)はHS-500MWで、1時間当たり10㎥の汚泥を処理します。
④
その後、既設水処理設備が復旧するまで、下水処理場内の汚泥処理を仮設水処理プラントで処理し続けます。
下水処理場の改修工事や災害で設備が停止した場合、従来の方法では対応が難しい大量の汚泥が発生します。セイスイ工業の仮設水処理プラントは、脱水機(遠心分離機)で固液分離を行い、し渣除去機や砂分除去機で前処理を行うことで、効率的に汚泥を処理します。この一貫したプラントにより、大量の汚泥にも対応可能となり、処理コストと工期の大幅短縮を実現しました。
下水処理場設備の更新期間中に行われた処理方法詳細
仮設水処理プラント概要図
処理前の様子
【写真】現場全景
下水処理場内の限られたスペースに機材を設置するため、配置はセイスイ工業で提案させて頂いております。雨養生のために、仮設水処理プラントをテントで覆っており、汚泥貯留槽に安全対策のため手すりを設置しています。
処理中の様子
【写真①】汚泥引抜状況①
【写真②】汚泥引抜状況②
【写真③】脱水機(遠心分離機)設置状況 HS-500MW
汚泥貯留槽にポンプを設置して汚泥を引き抜いて脱水機(遠心分離機)へ送水していき、汚泥を固液分離します。今回使用した脱水機(遠心分離機)はHS-500MWです。
処理後の様子
【写真①】脱水ケーキ(分離された固形物)
【写真②】処理水(分離された水)
処理後の脱水ケーキ(分離された固形物)の含水率は約85%で、アームロールコンテナに排出します。一方、処理水(分離された水)は、既設水処理設備へ排水していきます。