下水処理場で既設脱水機の交換時に代替機として活用!従来比較で産廃量が1/7.5に!
ご相談内容
下水処理場の既設脱水機の入替工事に伴い、濃縮汚泥貯留槽の汚泥量が増加した為、最終沈殿池の増加した堆積物を取り除いて欲しい。
セイスイからのご提案
濃縮汚泥貯留槽から直接汚泥を引き抜き脱水機(遠心分離機)で水と固形物に分離します。分離された脱水ケーキ(分離された固形物)は廃棄物として廃棄し、処理水(分離された水)は既設設備へ戻す方法を提案致しました。
設備入替時に仮設水処理を利用した結果、汚泥を1/7.5まで減容化!
仮設水処理プラントを稼動させることにより、1時間当たり18.7㎥の処理を行い代替え機として問題なく処理しました。濃縮汚泥貯留槽2ケ所で総処理量は15,620㎥、処理期間68日で廃棄物量は2,111㎥と1/7.5まで減容化出来ました。 結果として、濃縮汚泥貯留槽内の汚泥水位を通常状態まで下げることができ、最終沈殿池に堆積している汚泥の性状が良くなり、処理がしやすくなりました。
セイスイ工業では長年の現場実績をもとに、複数の処理方法の提案・無料での現場確認・打合せなどを行い、最短で汚泥処理・機材のレンタルを開始することができます。また、セイスイ工業の仮設水処理プラントを導入することで、処理の難しい汚泥でも最小限のコストで最短で問題解決を図ることができます。
処理効果
汚泥量
15,620㎥
2,111㎥
1/7.5に減容化
汚泥濃度
約3.1%
約-%
含水率85%
■産廃量
■費用
従来技術との比較
下水処理場の改修工事時に発生する汚泥は、大量かつ有害ガスを含むことが課題です。従来は大変危険な環境下で消化槽内に作業者が入り、手作業で処理していました。 セイスイ工業の仮設水処理プラントは、機械化を進め作業者の負担を大幅に減らします。脱水機(遠心分離機)やし渣除去機(ロータマット)、特殊ポンプ等を使用することで、従来困難だった高濃度汚泥やし渣の処理も可能にしました。処理汚泥を減容化することで廃棄費用も削減、改修工事時の汚泥処理に最適な工法です。
セイスイ工業はこんな方法で解決!
濃縮汚泥貯留槽から直接汚泥を引き抜き、脱水機(遠心分離機)に送り水と固形物に分離し、分離された脱水ケーキ(分離された固形物)は廃棄物として廃棄、処理水(分離された水)は既設設備へ戻す方法を提案致しました。
使用した脱水機(遠心分離機)はHS-600MWで、1時間当たり18.5㎥の汚泥を処理しました。
下水処理場の改修工事や災害で設備が停止した場合、従来の方法では対応が難しい大量の汚泥が発生します。セイスイ工業の仮設水処理プラントは、脱水機(遠心分離機)で固液分離を行い、し渣除去機や砂分除去機で前処理を行うことで、効率的に汚泥を処理します。この一貫したプラントにより、大量の汚泥にも対応可能となり、処理コストと工期の大幅短縮を実現しました。
既設設備の入替期間中に行った処理方法詳細
仮設水処理プラント概要図
処理前の様子
【写真】現場全景
下水処理場内の限られたスペースに機材を設置するため、配置はセイスイ工業で提案させて頂いております。
処理中の様子
【写真①】汚泥引抜ポンプ設置状況
【写真②】脱水機(遠心分離機) HS-600MW
【写真③】脱水ケーキ搬送状況
濃縮汚泥貯留槽に汚泥引抜ポンプを設置します。汚泥濃度は平均3.1%でした。濃縮汚泥貯留槽の汚泥を汚泥引抜ポンプで脱水機(遠心分離機)へ送水します。使用した脱水機(遠心分離機)はHS-600MWです。脱水機(遠心分離機)で固液分離した脱水ケーキ(分離された固形物)はベルトコンベアで既設のホッパーへ搬送します。
処理後の様子
【写真①】脱水ケーキ(分離された固形物)
【写真②】処理水(分離された水)状況①
【写真③】処理水(分離された水)状況②
固液分離後の上澄み水は工業用水に使用されます。凝集沈殿した固形物を脱水機にて脱水処理を行うことで、脱水ケーキ(分離された固形物)の含水率は約85%です。