参考資料
建設物価 けんせつぶっか
建設物価とは、建設工事における資材や労務費用などのコストを示す重要な指標です。具体的には、土木や建築現場で使用されるアスファルト、セメント、鉄筋、型枠などの材料費や、大工、とび工、鉄筋工などの人件費といった直接工事費の単価が、国土交通省から四半期ごと(3月、6月、9月、12月)に「建設物価調査」として公表されます。
また、一般財団法人建設物価調査会が月に一度発行する「月刊 建設物価」という書籍もあり、この書籍では建設工事に関連する各種資材の価格や労務費を全国のエリアごとに詳細に掲載しています。これにより、業界関係者は毎月最新の建設物価を確認でき、見積りや積算の際に活用しています。
建設物価は、エリアごとの標準的な単価を公表しているため、民間工事や公共工事の見積り作成時に、その数値を基にした積算が行われることが多く、工事費の適正な評価に役立っています。このように、建設物価は業界におけるコスト管理や価格交渉において欠かせない情報源となっています。
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