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【事例53】工場排水 水質悪化対策

近年、水処理設備をお持ちの企業様から「水質が悪化して困っている」と、問合せを頂くことが多くなってきました。
理由は、生産量の増加にともない排水量が増えたために既設の水処理設備では対応しきれなくなったことや、長年の排水処理で徐々に増えてきた堆積汚泥が許容量の限界に達したため水質が保てなくなってきたことなどが挙げられます。
このことから、水質が悪化した時にすぐに対処すればするほど、正常な状態に戻るまでの期間は短くなり費用も最小限ですみますが、何もしないでいると悪化の一途を辿っていき、最悪の場合は工場の操業停止になる可能性もあります。

セイスイ工業は、小規模から大規模まで2,000以上の現場で培ってきたノウハウでお客様のお困りごとを解決します。
現状は大丈夫でも万が一のことを考えて一度セイスイ工業にご相談されませんか?
早い段階から将来の不安に対して必要となる費用や注意しておきたい点を知っておき、事前準備や対策ができれば不安は減らせます。
現地調査やお見積りは無料で行っていますので、事前に状況を確認しておくことで、もしもの時の対応スピードが違います。

セイスイ工業では、お客様のお困りごとを解決するだけではなく将来の安心も提供します。

水処理参考事例

水処理設備の汚泥減容化処理 <仮設脱水プラント>

1.処理の目的

沈殿池の汚泥濃度が増加し、これ以上増えると放流水の水質が悪化するため、沈殿池の汚泥濃度を下げることを目的とする。

2.脱水機(遠心分離機)での処理の特徴

  1. 処理量が多い汚泥でも、短期間で汚泥を連続的に処理できる。
  2. 既設設備を稼働しながら汚泥を減容化できる。

3.処理プラントの概要

  1. 処理条件 汚泥総量15,000㎥ 原水濃度1.5%
  2. 処理能力 4㎥/h(汚泥の濃度、性状により変動あり)
  3. 工事期間 15か月

4.効果

曝気槽の汚泥を15,000㎥処理した事で、汚泥濃度が下がり水質が改善しました。
取り除いた汚泥は1,100㎥になりました。
処理した汚泥は繊維質であったため、脱水ケーキ(分離された固形物)はキノコの苗床として再利用できました。

 

 

原水状況(濃度1.5%)

脱水機(遠心分離機)設置状況

脱水ケーキ(含水率80%)

処理水(分離された水)

水処理設備の汚泥減容化処理 <仮設脱水プラント>

1.処理の目的

沈殿池の汚泥が増加し、これ以上増えると放流水の水質が悪化するため、沈殿池の汚泥を除去し、その汚泥を減容化することを目的とする。

2.脱水機(遠心分離機)での処理の特徴

  1. 処理量が多い汚泥でも、短期間で汚泥を連続的に処理できる。
  2. 既設設備を稼働しながら汚泥を減容化できる。

3.処理プラントの概要

  1. 処理条件 汚泥総量30,000㎥ 原水濃度2%
  2. 処理能力 50㎥/h(汚泥の濃度、性状により変動あり)
  3. 工事期間 3ヵ月

4.効果

曝気槽の汚泥を30,000㎥処理した事で、汚泥濃度が下がり水質が改善しました。
取り除いた汚泥は1,600㎥になりました。

 

 

原水状況(濃度2%)

脱水機(遠心分離機)設置状況

脱水ケーキ(含水率65%)

処理水(分離された水)

水処理設備の汚泥減容化処理 <仮設脱水プラント>

1.処理の目的

曝気槽の汚泥が増加し、これ以上増えると放流水の水質が悪化するため、曝気槽の汚泥を除去し、その汚泥を減容化することを目的とする。

2.脱水機(遠心分離機)での処理の特徴

  1. 処理量が多い汚泥でも、短期間で汚泥を連続的に処理できる。
  2. 既設設備を稼働しながら汚泥を減容化できる。

3.処理プラントの概要

  1. 処理条件 汚泥総量800㎥ 原水濃度6%
  2. 処理能力 20㎥/h(汚泥の濃度、性状により変動あり)
  3. 工事期間 1ヵ月

4.効果

沈殿槽の汚泥を全て取り除き、汚泥量800㎥から140㎥まで減容化した事で、廃棄物量の削減と水質も改善しました。

 

 

原水状況(濃度6%)

脱水機(遠心分離機)設置状況

脱水ケーキ(含水率65%)

処理水(分離された水)