ご相談内容
搬出する土壌に重金属が含まれている為、そのまま産業廃棄物として処分すると費用が高額になるので困っている。
効 果
仮設汚染土壌減容化プラントを稼動させることにより、そのまま廃棄してしまう方法に比べ廃棄物の量を3,000㎥から1,000㎥まで減容化でき処理費用を大幅に削減出来ました。
仮設汚染土壌減容化プラントを導入したことにより、処理の難しい汚泥でも安全かつ最小限のコストでスピーディに問題解決させることができました。



ご提案内容
土壌洗浄後の重金属を含んだ泥水を一次処理として砂分除去機(サイクロン付き振動篩機)で75μm程度で分級します。ここで分級された75μm以上の固形物は汚染度が基準値以下の為、埋め戻し材として使用します。2次処理では薬品を使い1次処理で分級された75μm以下の固形物を含む泥水を水と固形物に分離していきます。固形物は産業廃棄物として処分し分離された水は土壌洗浄水として再利用します。
処理能力は土質や発生泥水濃度により変わりますので過少設備や過剰設備にならないよう常に事前調査を綿密に行いお客様に最適な設備をご提案させて頂いております。
他の事例も沢山ございますのでご参考にして下さい。
汚染土壌処理について
概要
汚染土壌を全量入れ替えせず、汚染土壌を洗浄し75μm程度で分級する事により廃棄される汚染土を減容化がする事が出来ます。75μm以下の粘土やシルト分は、脱水機(遠心分離機)で水と固形物に分離する事で更に減容化し廃棄物の総量削減、経済性や施工性の向上、有害物の不溶化など、従来には無かった画期的な工法です。
従来技術との比較
従来工法では汚染土壌を全量入れ替えする事が行われてきましたが、砂分(75μm以上)が多い場合に土壌洗浄を行う事で75μm以下の汚染土だけを廃棄する事が可能です。汚染土は、重金属、油、有害物など幅広く対応しており、脱水機(遠心分離機)を使う事により洗浄後の75μm以下の汚染された泥水を水と固形物に分離する事で汚染土の大幅な減容化が出来るため処理量が多くなるほど産廃費用の削減につながります。
特徴
- 他の脱水機では処理が出来ない含油汚泥や有害物でも処理が可能。
- バキューム処理と比較して大幅に産廃費用を削減できる。
- 従来工法では処理の難しい高濃度の泥水でも処理が可能であり、処理能力が格段に優れている。
- 他の脱水機と比較して、短期間・省スペースでの設置が可能。
弊社では、処理実施までのご提案資料作成・現地確認・薬品テストなどを無料で行っております。
お客様が納得できる処理方法をご提案するため、全国各地訪問させていただきます。
■プラントフロー図

設備運転電力(三相200V)300A
配置は弊社で提案させて頂いております。(写真1)

重金属を含んだ土砂を特殊なアタッチメントを取付けたバックフォーにて洗浄しながら解泥します。(写真2)(写真3)


洗浄後の泥水は砂分除去機(サイクロン付き振動篩機)に送水され75μm以上の砂分を分級します。(写真4)
分級された75μm以下の泥水に重金属吸着材を添加し攪拌しながら反応させます。(写真5)


重金属吸着材と反応させた泥水に高分子凝集剤を添加しながら脱水機(遠心分離機)に送り水と脱水ケーキ(分離された固形物)に分離していきます(写真6)(写真7)


処理水(分離された水)は土壌洗浄用水として再利用します。(写真8)

重金属を含んだ土壌から砂分除去機(サイクロン付き振動篩機)と脱水機(遠心分離機)を使い重金属を多く含む微粒子を分級脱水した事で、最小限のコストでスピーディに問題解決をさせることができました。
水処理参考事例
1.処理の目的
重金属に汚染された土壌を洗浄し、75μm以下の重金属を含むシルト分を濃縮することで廃棄物量の削減を目的とする。
2.処理の用途
- 重金属汚染土壌の洗浄処理。
- 重金属の不溶化処理。
3.処理の特徴
- 遠心力を利用する為、比重による固液分離が可能。
- バキューム処理と比較して大幅に廃棄物量を削減できる。
- 連続運転で処理する事が可能。
- 従来工法に比べ処理量が格段に多い。
- 他の脱水機と比較して、短期間・省スペースでの設置が可能。
4.処理の効果
- 従来工法では処理の難しい汚泥や高濃度の排水でも処理が可能であり処理能力が格段に優れている。
- バキューム費用と比較し大幅に産廃費用の削減が可能。
- 工場の生産ラインを止める事なく、24時間連続運転で処理する事が可能。
- 従来工法に比べ短期間で処理が可能。また、大規模処理にも対応可能。
- 組合せは自由自在で工場内のある程度の限られたスペースで設置が出来るため、工場の生産ラインに組込み既設脱水機と同様に処理が可能。