事例
RESULTS

【事例09】仮設膜処理ユニットレンタル実績(山形県)

セイスイ工業の仮設膜処理ユニットレンタル

現場状況

某農業集落の仮設し尿処理設備が一時的に使用できなくなり、代わりとなるものが必要になりました。

本来使用していた嫌気槽の処理量は1,000㎥でした。(写真1)

写真1 処理対象嫌気槽(処理量1,000㎥)①

下水放流をしてほしいとの事でしたが、今回のし尿汚泥を下水放流するためには、生物的(BOD)処理を行わなければならない為、仮設膜処理ユニットをご案内させて頂きました。(写真2)

仮設膜処理ユニットは、協力会社との連携で設計・段取り・ノウハウの提供や、処理のサポートを行いました。

この仮設膜処理装置は、1日当たり96㎥の処理が可能です。

標準活性汚泥法と膜分離法により、汚泥を吸引・ろ過し、分離しています。(写真3)(写真4)

また、活性汚泥が高濃度でも運転処理できるため、ばっき槽・汚泥濃縮槽が不要となり、膜処理装置本体と流量調整ポンプ槽、ステンレス製消毒放流槽のみの非常にコンパクトなシステムとなっています。現場での設置スペースにも困りません。

原汚泥の濃度は200mg/lでしたが(左・写真5)、仮設膜処理により

20mg/lまで処理することができました。

写真左側が処理水の様子で、下水放流を可能にしました。

このようにセイスイ工業では脱水機(遠心分離機)のレンタルだけではなく、状況に合わせた機器の設計提案とレンタル、処理サポートも行っております。