膜処理装置のレンタルも実施!し尿処理汚泥の下水放流も可能に!
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ご相談内容
山形県にある農業集落の仮設し尿処理設備が一時的に使用できなくなり、代わりとなるものを探している。また、処理後のし尿汚泥を下水放流をしてほしい。
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セイスイからのご提案
膜処理装置を使用した仮設水処理プラントを提案させていただきました。非常にコンパクトなプラントで、標準活性汚泥法と膜分離法を用い、汚泥の吸引・ろ過、分離することで、1日当たり96㎥の処理が可能となりました。
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仮設水処理を利用した結果、汚泥を下水放流可能に!
膜処理装置を使用した仮設水処理プラントを使用して、最終的にし尿汚泥を下水放流を可能にしました!
セイスイ工業では長年の現場実績をもとに、複数の処理方法の提案・無料での現場確認・打合せなどを行い、最短で汚泥処理・機材のレンタルを開始することができます。また、セイスイ工業の仮設水処理プラントを導入することで、処理の難しい汚泥でも最小限のコストで最短で問題解決を図ることができます。
セイスイ工業はこんな方法で解決!
今回の現場は、農業集落で使用していた、嫌気槽の処理量1,000㎥の仮設し尿処理設備が一時的に使用できなくなり、このし尿汚泥を下水放流する必要がありました。そこで、セイスイ工業は、膜処理装置を使用した仮設水処理プラントを提案させていただきました。この装置を使用して、標準活性汚泥法と膜分離法を用い、汚泥の吸引・ろ過、分離することで、1日当たり96㎥の処理が可能となりました。また、活性汚泥が高濃度でも運転処理できるため、ばっき槽・汚泥濃縮槽が不要となり、膜処理装置本体と流量調整ポンプ槽、ステンレス製消毒放流槽のみの非常にコンパクトなプラントとなっています。
今回は、協力会社との連携で設計・段取り・ノウハウの提供や、処理のサポートを行いました。膜処理装置を使用した仮設水処理プラントを設置することで、処理能力とコスト、し尿汚泥の下水放流と、全ての面でお客様のニーズに応えることができました。
膜処理装置を使った汚泥の処理方法詳細
仮設水処理プラント概要図
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既設設備の様子
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【写真】処理対象嫌気槽
本来使用していた嫌気槽の処理量は1,000㎥でした。
処理中の様子
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【写真①】膜処理装置
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【写真②】仮設水処理プラント
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【写真③】膜処理装置の処理状況
今回のし尿汚泥を下水放流するためには、生物的(BOD)処理を行わなければならない為、膜処理装置を使用した仮設水処理プラントを使用しました。このプラントは、協力会社との連携で設計・段取り・ノウハウの提供や、処理のサポートを行いました。 標準活性汚泥法と膜分離法により、汚泥を吸引・ろ過し、分離しています。
処理後の様子
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【写真】処理後と処理前の汚泥濃度比較(左・処理後、右・処理前)
原汚泥の濃度は200mg/ℓでしたが、膜処理装置を使用した仮設水処理プラントにより、汚泥濃度が20mg/ℓまで処理することができました。写真左側が処理水の様子で、下水放流を可能にしました。