漁港の浚渫汚泥を処理!国内最大規模の浚渫工事で、産廃量は1/16に減容化!

漁港の浚渫で発生する高濃度汚泥の処理量が多く、対応可能な業者がなく、バキューム工法では産廃費用が高額になることが課題に。セイスイ工業は大規模な仮設水処理プラントを3カ月稼働させ、総水処理量360,000㎥、有機性汚泥52,000㎥を処理。汚泥を1/16に減容化し、経費削減とトータルコストの大幅削減を実現しました。
処理ポイント
課題
漁港の浚渫で発生する高濃度汚泥の処理量が多く対応できる業者がなく、バキューム工法では産廃費用が高額になり困っている
提案
石やゴミ、砂分を含む高濃度有機汚泥800㎥/hに対応するため、仮設水処理プラントによる3段階処理を提案
結果
仮設水処理プラントを3カ月稼働し、総水処理量360,000㎥、有機性汚泥52,000㎥を処理、汚泥を1/16に減容化し、経費とトータルコストを大幅削減
ご相談内容
漁港を浚渫した際に発生する高濃度汚泥を1時間当たり800㎥処理したいが、処理量が多い為に処理を出来る会社がなく困っている。また、バキューム処理で処理すると産廃費用が高額になる為、コストを下げる方法を探している。

セイスイからのご提案
港湾浚渫汚泥は石やゴミ、砂分を多く含む有機性高濃度汚泥で、処理量も1時間当たり800㎥と大量なため、3段階の処理工程を提案致しました。

浚渫で発生した高濃度汚泥を800㎥/hで処理した結果、1/16まで減容化!
大規模な仮設水処理プラントを3か月稼動させ、総水処理量360,000㎥、有機性汚泥52,000㎥を処理し産廃量を1/16まで減容化することに成功しました。また、汚泥削減に伴う経費削減、産廃処理場や工場におけるトータルコストダウンができました。
セイスイ工業では長年の現場実績をもとに、複数の処理方法の提案・無料での現場確認・打合せなどを行い、最短で汚泥処理・機材のレンタルを開始することができます。また、セイスイ工業の仮設水処理プラントを導入することで、処理の難しい汚泥でも最小限のコストで最短で問題解決を図ることができます。
処理効果
汚泥量
360,000㎥+52,000㎥
約26,000㎥
1/16に減容化

■産廃量
従来技術との比較
浚渫・災害時に大量発生する汚泥の処理は、従来、高額な産業廃棄物として場外搬出するバキューム処理を選択するしかなく、処理コストが課題となっていました。しかしセイスイ工業の仮設水処理プラントなら、1時間当たり数十㎥~数百㎥の幅広い規模で、24時間連続処理が可能です。また、浚渫で発生した高濃度汚泥や油分・有機物含有汚泥でも対応でき、脱水機(遠心分離機)によって大幅な減容化を実現します。処理量が多いほど、産業廃棄物削減によるコストメリットは最大化し、場内処理による作業効率化に加え、処理能力と経済性の両立が可能な革新的な工法です。
セイスイ工業はこんな方法で解決!
港湾浚渫汚泥は石やゴミ、砂分を多く含む有機性高濃度汚泥で、処理量も1時間当たり800㎥と大量なため、3段階の処理工程を提案致しました。
1次処理
砂分除去機にてゴミ・砂などをスクリーニングを行います。
2次処理
PACと高分子凝集剤で凝集・沈殿による汚泥濃縮を実施します。
3次処理
濃縮汚泥を遠心分離機で固液分離します。使用する脱水機(遠心分離機)は、HS-500MW×7台、HS-600MW×2台の計9台で、1時間当たり約120㎥の汚泥を固液分離します。
分離した水は放流処理後、固形物は埋戻土として100%再生利用が可能です。大量・難処理汚泥でも柔軟に対応できる汎用性の高いプラントは、資源循環と大幅廃棄物削減を高いレベルで両立する画期的工法です。
浚渫・災害時に大量発生する高濃度汚泥の処理は大きな課題でしたが、セイスイ工業の仮設水処理プラントなら短期間での効率的な処理が可能です。脱水機(遠心分離機)により大幅な減容化を実現するため、廃棄物とコストの削減に加えて作業効率の大幅な向上が望めます。汎用性が高く状況変化に対しても柔軟に適用できるプラントで、省資源と経済性の両立に大きく貢献します。
浚渫で発生した高濃度汚泥の処理方法詳細
仮設水処理プラント概要図

処理前の様子

【写真】現場全景
漁港内の限られたスペースに機材を設置するため、配置はセイスイ工業で提案させて頂いております。
処理中の様子

【写真①】浚渫船

【写真②】砂分除去機(サイクロン付振動ふるい機)

【写真③】石やゴミなど

【写真④】砂

【写真⑤】反応槽状況

【写真⑥】沈殿槽状況

【写真⑦】汚泥貯留槽状況

【写真⑧】脱水機(遠心分離機)設置状況 HS-500MW×7台、HS-600MW×2台
港湾に堆積した汚泥を浚渫船で取り除きながら大規模な仮設水処理プラントへ1時間当たり800㎥もの汚泥を送っていきます。送られてきた汚泥は砂や貝などを含んでいる為、砂分除去機(サイクロン付振動ふるい機)で汚泥から貝殻やゴミ、砂などを除去していきます。砂分除去機(サイクロン付振動ふるい機)で75μm以上の貝殻やゴミ、砂が排出されます。貝殻やゴミ、砂などを除去した汚泥は汚泥受け槽へ溜め、次に反応槽へ送ります。反応槽ではPACと高分子凝集剤で反応させ汚泥を凝集していきます。反応槽から送られてきた汚泥は沈殿槽で濃縮されます。沈殿槽で濃縮された汚泥は汚泥貯留槽へ溜め、そこから脱水機(遠心分離機)へ送水し、固液分離をしていきます。使用する脱水機(遠心分離機)は、HS-500MW7台、HS-600MW2台です。
処理後の様子

【写真①】脱水ケーキ(分離された固形物)搬送状況

【写真②】脱水ケーキ(分離された固形物)

【写真③】固化設備状況

【写真④】砂、固化後の脱水ケーキ(分離された固形物)仮置場

【写真⑤】処理水(分離された水)
脱水ケーキ(分離された固形物)の含水率は約50%で、脱水ケーキ(分離された固形物)はベルトコンベアで固化設備へ搬送していきます。脱水ケーキ(分離された固形物)は固化処理後に仮置き場に移動し、その後は再生土として産業廃棄物を発生させない処理を行うことができました。一方、処理水は放流水質SS10mg/ℓ以下になるように水処理を行い1時間当たり680㎥の処理水を放流しました。