設備担当者が知るべき水処理に関する単語集
水処理の現場で使用される専門用語をまとめています。設備ご担当者の間では良く使用される単語を取り上げているので、特に異動したての方や入社したての方の業界に関する勉強の用途でお使いいただければと思います。また、業界内で最新の単語もピックアップしますので、情報収集にもお使いください。
ばっ気(曝気)
ばっ気とは、液中に酸素を供給することです。生物化学的処理法などを用いた排水処理を行う過程において、好気性微生物を用いる場合などには、活性度を維持するために水中の酸素濃度(溶存酸素・DO)が重要です。そのため、活性汚泥法では、ばっ気槽の中を攪拌することや、下部からブロアーで空気を送るなどして、液体に空気(酸素)を供給する必要があります。これらばっ気をする装置は「ばっ気装置」と呼ばれています。ばっ気に関連する用語として、「エアレーション」や「散気」などが存在しますが、それぞれ区別して呼称されています。空気を送り込むことそのものを指す場合は「エアレーション」、液状中に送り込む場合は「散気」、固形物中に送り込む場合は「通気」とそれぞれ呼ばれています。