水処理事例紹介「工場排水処理編」
工場では、食品・化学・飲料など業種を問わず大量の排水や汚泥が発生します。
しかし実際の現場では、「既設の水処理設備だけでは処理が追いつかない」「設備更新中でも処理を止められない」「堆積した汚泥の処理コストが高い」といった課題が発生することも少なくありません。
このような場面で活用されているのが、必要な期間だけ水処理能力を補完できる仮設水処理プラントです。既設設備を止めることなく排水処理を行いながら、汚泥の減容化や廃棄物量の削減を実現できます。
本記事では、食品工場の排水汚泥処理事例と、飲料水製造工場の大量汚泥処理事例の2つをご紹介します。工場排水処理の課題をどのように解決したのか、実際の水処理事例をご覧ください。
(1)食品工場における排水汚泥処理

最初の事例は、食品工場における排水汚泥処理です。こちらのお客様のご要望は、「既設の脱水機(遠心分離機)が3台あるが、繁忙期に入り既設だけでは原泥槽の濃度が20,000ppmとなってしまったため、3,000ppmまで濃度を下げてほしい」というものでした。
そこでセイスイ工業では、仮設水処理プラントを稼動させることにより、そのまま廃棄してしまう方法に比べ、廃棄物の量を800㎥から110㎥まで約1/7に減容化できました。また原泥槽の濃度も、3,000ppm以下まで下げる事ができました。


(2)飲料水製造工場における汚泥処理

もう1つの事例は飲料水製造工場の汚泥処理事例です。お客様の課題は「工場を閉鎖する事となり、排水設備内に溜まっている6,000㎥の汚泥を年度内に取り除きたいが、バキューム処理すると費用が高額になることと年度内に間に合わないため困っている」というものでした。
そこでセイスイ工業では、仮設水処理プラントを稼動させることにより、既設水処理設備に堆積した汚泥をそのまま廃棄してしまう方法に比べ、廃棄物の量を6,000㎥から150㎥まで約1/40まで減容化できました。また、処理も年度内に間に合わせることができました。
既設の水処理設備は、曝気槽、沈殿槽、調整槽、加圧浮上槽、マイクロバブル層、担体槽、スカム貯留槽で構成されており、汚泥の他にも担体やろ材も取り除く必要があった為、仮設汚泥減容化プラントと汚泥からろ材と担体を取り除くことができる除去装置と組合せたプラントをご提案しました。

仮設水処理プラントの中でも複雑なフローを設計・運用
仮設水処理プラント処理能力は、お客様の現場状況に合わせ、過少設備や過剰設備にならないよう常に事前調査を綿密に行いお客様に最適な設備をご提案させて頂いております。お気軽にお問い合わせください。
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工場排水(廃水)や汚泥を短期間で水と固形物に分離、様々な排水や汚泥に対応したプラントを組み合わせて一連の処理を連続して行えるようにシステム化した工法です。飲料水製造工場汚泥処理において廃棄物量を95%削減した事例を収録しました。
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