水処理事例紹介「下水処理場編」
下水処理場は生活排水や工場の排出する最終的な排水処理を担う重要な施設です。災害や設備トラブルなどで下水処理場の設備が止まると、甚大な影響が地域に及びます。ここでは、仮設水処理プラントによって下水処理場のトラブル・水処理課題を解決した2つの事例をご紹介します。
最初の事例は、下水処理場における災害復旧事例です。こちらのお客様のご要望は、「大雨による豪雨被害で下水処理場の設備が機能不全となり、既存設備復旧までの早急な脱水設備増強が必要となったので至急対応して欲しい」というものでした。
そこでセイスイ工業では、迅速に仮設脱水プラントを納入し稼動させることでお客様のご要望である脱水設備の増強がスムーズにできました。また、廃棄物の量を約1/12に減容化できました。仮設脱水プラントは、被災した既設設備が復旧するまでの期間中、処理を行いました。
もう1つの事例はし尿処理場の余剰汚泥処理です。「長年の運転で徐々に汚泥濃度が高くなってしまい既設の脱水機では処理が間に合わず、このままでは水質が悪化してしまうので余剰汚泥の処理を出来る方法を探している。また、脱水した汚泥は既設の汚泥ストックヤードに貯留してほしい」というお困りごとがセイスイ工業によせられました。
そこでセイスイ工業では、5ヵ月間仮設脱水プラントを稼動させることにより通常の汚泥濃度以下まで下げることが出来ました。汚泥をそのまま廃棄してしまう方法に比べ、廃棄物の量を約1/9にまで減容化しています。
上記事例では、既設水処理設備からポンプで引き抜いた汚泥を仮設脱水プラントで水と固形物に分離します。水は既設水処理設備へ戻し、脱水ケーキ(分離された固形物)はモーノポンプで脱水ケーキストックヤードに搬送する方法をご提案しました。今回ご紹介した2つの事例の詳細は以下のリンクからご覧いただけます。