デカンタ型遠心分離機(遠心分離機型の脱水機)を80台以上も自社保有しており、工場・上下水処理場・発電所・製油所等、全国各地にレンタルを行っています。
新機種として遠心分離機(PTM540)も納入しました。
この機種は、濃縮・防爆仕様に変更、調整したものです。
セイスイ工業のレンタル脱水機ラインナップ
型式 | 処理能力※1 | 駆動電動機 | 本体サイズ | 重量(t) | 耐摩耗※2 | 防爆仕様 | ||||
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脱水処理(㎥/h) | 本体側(kW) | 差速側(kW) | 消費電力(A)※3 | 幅 | 長さ | 縦 | ||||
MW-4 | 5 | 18.5 | – | 60 | 2,000 | 2,755 | 1,940 | 2.3 | ◯ | – |
HS-400MW | 8 | 30 | – | 70 | 2,100 | 3,635 | 2,205 | 4.5 | ◯ | – |
HS-450MW | 12 | 37 | – | 90 | 2,100 | 4,800 | 1,855 | 6.5 | ◯ | – |
HS-500MW | 18 | 45 | 11 | 100 | 2,100 | 5,800 | 2,230 | 8 | ◯ | – |
HS-550MW | 22 | 45 | 15 | 120 | 2,100 | 5,800 | 2,230 | 8.5 | ◯ | – |
HS-600MW | 30 | 75 | 22 | 150 | 2,400 | 7,500 | 2,500 | 14 | ◯ | – |
PTM500 | 30 | 75 | 22 | 150 | 2,260 | 6,520 | 2,137 | 12.5 | ◯ | – |
PTM540 | 30 | 75 | 22 | 150 | 2,260 | 7,500 | 2,300 | 14.5 | ◯ | ◯ |
※1 処理能力については処理液や処理固体の性状、処理の目的などにより変化します。
※2 MW型は内部に超硬チップを使用しており、土砂や鉱物紛等の混入泥水処理も可能です。
※3 消費篭力は(200V時)の最大電流目安(A)となっています。
デカンタ型遠心分離機をレンタルで使用するメリット
- 高性能脱水機 デカンタ型遠心分離機を必要な時期に必要な期間だけレンタルすることができます
- 泥水や汚泥の発生現場で処理して減容するため、そのまま廃棄するよりコストを大幅にカットできます
- 同等処理量の脱水機と比較してコンパクトなので狭量地でも設置できます
- 様々な機種をご用意していますので処理量に合わせて選択できます
- 処理計画策定から調査、設置から運転指導まで専門のスーパーバイザーが担当するので安心して導入できます
デカンタ型遠心分離機の特徴
- スピーディに連続処理
大量の泥水や汚泥を短時間内に連続して分離・脱水できるため、迅速に作業を進めることが可能です。 - 最適化された処理性能
ボウルのサイズ、スクリューのピッチ、液面調整用のせきの設定やスクリューの回転速度など、多岐にわたる選択肢から、特定の処理物に最適な性能を実現できます。 - 幅広い応用範囲
0.1%から50%までの泥水や汚泥の濃度範囲に対応し、数ミクロンから5mm程度の粒子サイズの固体も処理可能です。 - 簡易操作
操作が簡単で、始動前の準備や停止後の清掃作業も容易なため、作業効率が高いです。 - 優れた耐久性
磨耗しやすい部分には、耐摩耗性を高めるための強度の高い表面硬化処理が施されています。 - 安全対策
過負荷やスクリューの異物挟み込み時には、自動的に安全装置が作動し、警報を発することも可能です。 - 多様な機種
最新の技術と厳格な品質管理のもとに製造されており、高い品質を誇ります。処理量や用途に合わせて小型機から大型機までをラインアップしています。下水処理場や各種工場、土木現場など、様々なシーンで発生する泥水、汚泥を処理します。
デカンタ式遠心分離機の原理
古くから固体と液体を分離するために、比重の違いを活用した沈殿法が用いられてきました。この原理を応用し、図示されたようなせきCを使用して、混合液をA地点から供給すると、固体成分はB地点で沈下し分離し、清澄な液体はせきCを越えて流出する構造になっています。
この装置を毎分2,000回転から6,000回転の速度で高速回転させることにより、遠心力が固体成分の沈降を促進し、速やかに装置の内壁に固体が堆積します。
その後、回転体内部に僅かな回転差を持たせたスクリューコンベアを設置すると、内壁に堆積した固体はスクリューコンベアの作用で装置の右側へ移動し、脱水されて排出されます。一方で、液体は透明な状態で、回転体の側面にある排出口から外へ排出されます。
このようにして泥水や汚泥を装置に供給し続ければ、脱水された固体は固体排出口から、そして分離された処理水は液体排出口から、連続的に排出される仕組みになっています。
土木分野での使用用途をご紹介
脱水機は、土木基礎工事にも有効です。以下は土木分野の使用用途別に分類しています。