BCP強化に向け、仮設水処理機器の保管方法を整備しています
セイスイ工業では現在、BCP強化の一環として、本社工場における仮設水処理機器の保管方法の整備を進めています。在庫状況の把握、メンテナンス性の向上、敷地スペースの確保、搬出時の動線確保といった観点から、必要なときに機器をすぐ現場へ送り出せる管理体制を整える取り組みです。
このたび、複数の機器を本社工場で受け入れる機会にあわせて、保管のしかたを見直しました。受け入れた機器は清掃・点検を経て在庫として管理し、デカンタ型遠心分離機は山留め材を架台とした上下2段保管に、ホースやキャブタイヤはネスティングラックでの種類別保管に変更しています。

デカンタ型遠心分離機は、山留め材を架台に上下2段で保管
デカンタ型遠心分離機は、これまで床面に並べて保管していましたが、山留め材を架台として活用した上下2段の保管に変更しました。機器の受け入れに必要な敷地スペースを確保しつつ、整理された状態で管理するための変更です。
デカンタは重量のある機器のため、上下2段にする場合は地震時の転倒や落下への備えが欠かせません。そこで、仮設工事の土留めに使われる山留め材を架台に用い、安定した状態で保管できるようにしました。地震時にも機器を取り出しやすい状態を保てるよう、保管時の安定性や固定方法も確認の対象にしています。

デカンタ型遠心分離機①

デカンタ型遠心分離機②
ホースやキャブタイヤは、ネスティングラックで種類別に整理
仮設水処理の現場では、処理機器本体に加えて、ホース、ケーブル、ポンプ、薬品タンクなど複数の資材を現場条件に合わせて組み合わせて使用します。現場へ向かう際には、これらを短時間で揃えて積み込む必要があります。
そこで、ホースやキャブタイヤはネスティングラックを活用し、種類別に保管する形に整理しました。資材が種類ごとにまとまっていることで在庫を把握しやすくなり、ラック単位で運べるため、積み込みまでの動線確保にもつながります。

ホースやキャプタイヤ

ホース

整備の様子
計画と管理の実態を一致させる
災害や設備トラブルへの対応では、お問い合わせから設置・稼働までに使える時間が限られます。だからこそBCPの強化では、計画書の内容だけでなく、機器や資材が実際にどのような状態で管理されているかの確認が欠かせません。
必要な機器がすぐ動かせる状態か、搬出しやすい場所にあるか、積み込みまでの動線に無理がないか。こうした点を一つずつ確認し、課題があれば改善していきます。今回の保管方法の整備も、その一環です。
仮設水処理の対応力は、機器の保有台数だけで決まるものではないと考えています。日頃の管理状態の積み重ねが、緊急時の対応を支えます。
今後も対象を広げていきます
保管方法の整備は、今回のデカンタ型遠心分離機やホース類で完了するものではありません。今後も対象となる機器・資材を順次広げ、保管状態や搬出までの動線、社内連携の確認を重ねながら、BCPの実効性を高めていきます。


